SFN 理念
1.自由で独立した新興市場の健全な発展のために
2.正確で、素早く、使い勝手が良い経済情報を求めている読者のために
3.テクノロジーを駆使した新しいジャーナリズムの創造のために
市民のための自由で独立した市場を。17世紀末の英国市民革命の申し子として、自由 で独立した金融市場とジャーナリズムが誕生しました。ロンドン証券市場や新聞の淵 源は権力から距離を置き、自由と独立の自治精神をまとっていたのです。それが紆余 屈曲の末、いまのかたちに発展してきました。
21世紀初頭、金融市場、特に明日の世を担おうと意欲あふれるベンチャー企業が上場 する新興市場が岐路に立たされています。不適切な情報開示、投機筋による株価操 作、あいまいな上場基準など、ライブドアショックをきっかけに、国内の新興市場の さまざまな問題が浮き彫りになりました。これをきっかけに政治権力の力学で左右さ れることがあっては、自由で独立した金融市場の本来のかたちを維持することはでき ません。
一方、既存のマスメディアは大規模市場に上場する企業については積極的に報道する ものの、新興市場の新興企業には手が回らない状況が続いています。実際、新興企業 を含む上場企業から連日、数え切れないほどの情報が発信されています。しかしなが ら、それがマスメディアによって記事化されるのはほんの一握りです。新興企業の情 報開示体制の問題とは別に、情報発信者と情報受信者の橋渡しをするメディアがうま く機能していない問題も存在します。
昨今、理路整然とした理論経済学に異議を唱える行動経済学が注目され、その先駆的 研究がノーベル賞を受けました。人々の投資行動は理屈だけでなく情動にも左右され ます。このことが証明され、投資行動にも応用されつつあります。一方で、インター ネットやパソコンなど情報通信技術(IT)の発展で、情報の収集や整理、使い勝手 の良い出力が容易かつ迅速になりつつあります。
わたしたちさくらフィナンシャルニュース(SFN)は情報を利用するすべての人々の ために、市場から距離を置きながら批判的な対話を続け、その姿を正確かつ迅速、そ して利用者にとって使いやすい形にして伝えていきます。そこでは新しい経済理論や IT技術、そしてジャーナリズムの技法を積極的に採り入れていきます。
独立した自由な新興市場の健全な発展にはそれ自体やそれを取り巻く環境を監視する メディアが必要です。そのメディアには市民社会の一員としての良識とジャーナリズ ムの規範が貫徹していなければなりません。わたしたちSFNはこれらをふまえ、 日々の報道活動に精進していきます。