三井物産株式会社(8031)
三井物産:今3月期予想、純利益24%減の3100億円に下方修正。有価証券評価損や海外関連会社の業績低迷が響く。景気後退で中国の鉱工業生産が急速に減速、化学品、食料なども需要減少で業績悪化要因に。
2009年02月03日 15:47 JST
【2月3日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 三井物産(東・大・名・札・福:8031)は3日、2009年3月期の連結業績予想を下方修正し、純利益を従来予想4600億円から前期比24%減の3100億円に引き下げた。世界的な景気後退による市況の悪化や、有価証券評価損、事業性の見直しにともなうのれん・固定資産の減損、円高による海外関係会社の業績低迷が響く。
第3四半期に入り、急速に世界景気が後退し国際商品市況の下落が想定以上に進んでいることから、予想を見直した。世界経済成長のけん引役だった中国の鉱工業生産が急速に減速し、金属資源分野の業績低下の要因となっている。さらに、化学品、鉄鋼製品、食料・リテールなどの分野でも先進国を中心に需要が減少している。
売上高は同17兆円から同6%減の16兆円に引き下げた。また、配当予想も修正し、期末配当を従来予想1株あたり25円から前期比13円減配の10円に引き下げた。年間配当は前年比11円減配の35円になる見込み。
同日発表した2009年3月期第3四半期(4-12月)の連結決算は、売上高が前年同期比0.3%増の12兆6882億円、営業利益が同48%増の3987億円、純利益が同16%減の2797億円だった。前期は大口資産の売却が集中し、売却益を計上していたのが影響しているほか、今期は三井化学(東1:4183)やヤマハ発動機(東1:7272)を始め、上場株式を中心に有価証券評価損576億円を計上し、さらに海外関連会社の株式評価損や持分法投資損失の計上が響いた。【了】
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