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2008年度の食品宅配市場は4%プラス成長、個人宅配のニーズ高まる。ネットスーパーや自然派食品宅配も利用者拡大=矢野経済研究所
2009年06月01日 16:19 JST
【6月1日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 矢野経済研究所が実施した食品宅配市場に関する調査で、2008年度の食品宅配市場規模は前年度比4%増の1兆5844億円で、安定成長が続いていることがわかった。近年注目されている「ネットスーパー宅配」と「自然派食品宅配」も利用者への普及が進んでいる。
消費不況による外食離れに加え、惣菜も含めた家庭内調理による内食回帰の風潮が強まっていることを背景に、食品宅配の市場規模は2000年度以降拡大が続いている。
中でも、生活協同組合(生協)の「個配サービス」事業の全国的な普及拡大を受け、2008年度の生協個配の市場規模は同6%増の8064億円となり、市場全体の拡大に大きく貢献した。一方、牛乳宅配、ピザ宅配、外食・ファストフードチェーンの出張宅配サービスは前年割れとなった。
また、スーパー・量販店による「ネットスーパー宅配」は、利用者が大幅に増加し、同71%増の231億円に拡大している。また、食の安全・安心の消費者意識の高まりを受け、有機・低農薬野菜、無添加にこだわった「自然派食品宅配」の利用者も増加傾向で、同12.6%増の635億円に拡大した。
共働き世帯、核家族世帯、晩婚化による単身世帯の増加、老齢者人口の増加により、宅配需要は今後さらに高まると考えられており、2013年度には2008年度比13.1%増の1兆7922億円に達すると予測。配達日時の指定が可能な個人宅配が利便性の高いサービスとして定着しつつあることなどが背景にあるとされている。【了】
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