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東京・大田区マンション男性刺殺事件 高校時代からの知人を逮捕 金銭面の不満が背景か

東京・大田区のマンションで会社社長の男性が刺殺された事件で、警視庁は2026年1月9日深夜11時ごろ、殺人の疑いで同区在住の会社員、山中正裕容疑者(45)を逮捕した。容疑者は翌10日午前に送検されている。

警視庁によると、事件は1月7日午後6時40分ごろから、翌8日午前11時30分ごろまでの間に発生したとみられている。この間に、被害者の男性は刃物で刺され、死亡した。

8日午前10時40分ごろ、被害者と連絡が取れないことを不審に思った知人から通報があり、警察官が現場のマンションを訪れたところ、室内で男性が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認された。部屋は施錠されていたという。

死亡したのは、音響設備関連会社を経営する河嶋明宏さん(44)。捜査関係者によると、河嶋さんは首や下腹部などを刃物で刺されていたとされる。使用された刃物の種類について、警視庁は現時点では特定しておらず、「刃物」とのみ説明している。

捜査関係者によると、山中容疑者は河嶋さんと高校時代からの知人で、河嶋さんが起業した会社では営業部長として勤務し、創業期から経営を支えてきた人物とされる。周囲からは河嶋さんの「右腕」とみられていたという。

山中容疑者は調べに対し、「刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と供述し、殺意を否認している。一方で警視庁は、事件前後の行動などから計画性があった可能性もあるとみて捜査を進めている。

また、山中容疑者は河嶋さんとの間で金銭面に不満を抱いていた趣旨の話をしているとされる。給与や賞与、社内での評価を巡る不満があった可能性があり、警視庁は両者の間に継続的な金銭トラブルや認識の食い違いがなかったか、通話履歴や関係者の証言などをもとに慎重に調べている。

捜査関係者によると、事件当日に刃物を所持していたとみられることや、防犯カメラに事件前後の不審な行動が映っていること、事件後に被害者のスマートフォンが操作された形跡があることなどが確認されており、警視庁はこれらの点についても裏付け捜査を進めている。

警視庁は今後、動機の解明とともに、殺意の有無や事件に至る詳しい経緯について捜査を続ける方針だ。

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