前衆議院議員菅原一秀氏(62歳)が2024年5月20日、フリーアナウンサーの岡安弥生氏(52歳)と入籍した。
岡安氏は
「私事ではございますが、このたび、前衆議院議員の菅原一秀さんと入籍致しましたことをご報告させて頂きます。人生のパートナーとともに、日々精進してまいりたいと思いますので、今後も温かく見守っていただけますと幸甚でございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます」と投稿した。
岡安氏は群馬県出身。フリーアナウンサーで、現在は「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)でリポーターを務めている。
菅原氏も自身のXを更新。「私事ですが、この度フリーアナウンサーの岡安弥生さんと入籍致しました。すでに妻にはいろいろと支えていただいてます。実は公民権が復活してから発表しようと考えていたのですが、一部報道に出たことによりここにご報告申し上げます。今後とも、国家国民のために練馬から頑張って参ります。 菅原一秀拝」とコメント。
今年6月まで公民権が停止されているが、日々駅で立つなど政治活動を続けている。
5月20日に、大泉学園の駅前、21日には、石神井公園にて街宣活動をし、存在感をアピールしていた。
菅原氏は早稲田実業高校から早稲田大学卒。東京都議などを経て2003年衆院選で初当選。
2019年10月、第2次安倍内閣で経産相で初入閣したが、その直後に公職選挙法違反を報じられ、就任から約1カ月で事実上更迭。2021年6月、自民党離党、議員も辞職。その後、公選法違反(寄付の禁止)で略式起訴され、罰金40万円、公民権停止3年の略式命令を受けている。
特技はダンスで、大学時代には、ダンスボーカルグループ「TRF」のSAM(62)とダンスユニットを組んでいた。
〈菅原一秀氏とは?〉
元経済産業相菅原一秀氏といえば、不祥事のデパートとして知られ、ウィキペディアにすら既に12もの不祥事が掲載されているのは驚きだ。
12の不祥事
1.甲子園4回出場と経歴詐称
選挙広報に『早稲田実業高校時代に甲子園に4回出場』と詐称。野球部こそあれ実際はベンチ入りは1回もなく、アルプススタンドで3回応援しただけであった。『選挙広報の単純なチェックミス』と釈明。
2.秘書給与ピンハネ疑惑
2007年10月25日発売の週刊新潮によると、2006年11月に月給25万円で採用した私設秘書に2007年1月、「公設秘書が辞めたので次をやらない?」と話を持ちかけ、公設第一秘書にして、私設秘書のときの給料との差額15万円を党支部へのカンパとして事務所に払込んだ。のち菅原氏は「カンパは本人の意思で、こちらから強制したということは断じてありません」と弁解。
3.暴力団員系企業から献金受け取る
2009年に役員に暴力団員幹部が就任している後藤解体工業から150万円の献金を受けている。後藤解体工業は東京都の暴力団排除条例に該当し、指名停止処分を受けていた。
4.秘書の酒気帯び運転
2011年10月2日、秘書が運転する乗用車が停車中だったタクシーの後部に追突。秘書は病院に搬送され、50代の運転手も首を打撲する軽傷を負った。菅原氏は事務所を通じて「大変お騒がせをし、申し訳ありません。以後徹底して指導に当たります」とコメントした。
5.「保育園に落ちた日本死ね」に野次
2016年2月29日、衆議院予算委員会で民進党の山尾志桜里議員が『保育園に落ちた日本死ね』と書かれたブログについて質問中、「匿名だよ、匿名」と野次を飛ばした。その後ネット上で批判が相次ぎ炎上、国会前で「保育園落ちたの私だ」と主張する人々によるデモが行われ、2万7000筆以上を集めたネット署名が集まった。
6.女性蔑視発言
2016年「週刊文春」4月7日号が、菅原氏の女性蔑視発言を報じている。菅原は独身時代の2012年の年末頃から27歳の女性と交際。当該女性に対し「女は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない」「子どもを産んだら女じゃない」などと暴言、さらにはモラル・ハラスメントを繰り返していた。
7.交際女性とのハワイ旅行と虚偽の請暇願い
2016年「週刊文春」4月7日号は、菅原氏が国会開会中だった2013年4月27日から5月1日にかけ、交際女性を同伴してハワイ旅行に出かけていた。中身はゴルフ三昧で、女性には「嘘を申請したから大丈夫」と説明。菅原は衆議院議員運営委員会に「政治経済事情視察」として請暇願いを出していた。
8.蓮舫に対するデマ、悪評流布。
2016年6月17日、都知事選を巡る自民党の会合が開かれ、出席した菅原氏は、立候補が取りざたされていた民進党の蓮舫代表代行について、「五輪に反対で、『日本人に帰化をしたことが悔しくて悲しくて泣いた』と自らのブログに書いている。そのような方を選ぶ都民はいない」と発言した。しかしその発言の事実はなく、ネットのデマだけでものを言っていたのがわかり、訂正した。
9.他党議員の政治活動用ポスターを破棄
公設第二秘書(当時)に命じ、立憲民主党代表の枝野幸男の政治活動用ポスターを「夜、あのポスターを破ってこい。車には菅原一秀と赤文字で書かれているが、それは何かで隠せ。車は遠くに止め、歩いて行け。代わりに俺のポスターを貼ってこい」等と細かく指示。秘書が行ったふりをすると、「まだ枝野のポスターがあるじゃないか」と叱責した。秘書は朝日新聞出版の取材に「枝野さんには本当に申し訳ないです。菅原氏には法を守るという意識はありません」と証言している。
10.ジャーナリスト鈴木エイト氏に妨害
ジャーナリスト鈴木エイト氏は菅原氏と旧統一教会との関係に始まり、選挙法違反、権利者買収について追求していたところ、菅原側から妨害を受けた。取材と称して訪れたのに虚偽の110番通報をされるなど、その妨害工作はカルト組織的だと指摘した。
11.選挙区民の買収と接待「カニ・メロン・みかん・筋子・たらこ・イクラ」
2006 – 2007年、選挙区内の有権者に「カニ、メロン、みかん、筋子、たらこ、イクラ」等を配り、2018 – 2019年、選挙区内の有権者33団体と26人に「祝儀」や「香典」などの名目で現金約53万円、生花約27万円の合計約80万円を提供した。
12. そして2019年の公職選挙法違反である。
このシリーズは続くのか…終止符を打って心を入れ替え、心機一転するのか、菅原氏の新たな門出を深く見守りたい。
菅原いっしゅう公式サイト
岡安弥生公式サイト
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