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【コラム 黒川あつひこ】【人質司法と警察、検察の卑劣性】

「人質司法」の危険性を指摘する世論がある。今回まさに黒川敦彦らは、人質司法の被害者にさらされている。人質司法とは、誰かを逮捕・勾留し、保釈の方針を明らかにせず、罪を自供すれば、解放されると誘導し、捏造レベルの自供を強要する取調べ手法である。

逮捕者には、供述拒否権があり、完全黙秘することも可能だし、それで何らかの不利益を得るようであってはならない。しかし、黙秘すると裁判の準備が長引き、保釈されるとしても、保釈までの期間が長くなる。実際には、供述拒否権の権利が保障されていないのが現実である。

勾留される人間からすれば「早くでたい。いつ出られるか分からないから不安だ。」という心理になる。その心理に付けこみ、捏造レベルの自供をさせようとする。警察と検察は、人権無視の鬼畜である。

警察と検察は、日ごろ連絡をよく取り合うので、過度に癒着している。本来は独立性をもって、推定無罪の原則に基づいて慎重に捜査を進めなければならないのに、警察と検察が癒着し、有罪にするための捜査が行われるケースが無数にある。また、警察、検察の違法捜査は、数多く明らかになっており、えん罪や不当捜査を訴える被害者も後を絶たない。

ここで一つ予断を挟むが、警察、検察には、パチンコ、ソープランド、立憲民主党が公務員に選挙活動をやらせていること、の違法性は見えないらしい。法の正義ではなく、自分たちの利害のために行動しているようにしか見えない。

今回、黒川らは、誰も今まで違法だといわれたことのない事例で逮捕されている。あったとしても、通常、在宅起訴相当の案件である。また、勾留の理由が、逃亡のおそれと証拠隠滅のおそれとなっているが、黒川が、東京都知事選にまで立候補しており、逃亡の恐れは客観的にみてない。また、証拠はすべて映像でYouTubeに保存・公開されており、消してもいない。証拠隠滅のおそれもない。

警察と検察に法的な正当性などない。人質司法で自分たちの有利なように自供を強要し、有罪に使用とする。黒川は、都知事選に立候補中であり、その政治活動の自由を奪う、権力者たちによる妨害である。

残念ながら、これが日本の現状であるが、私たち、つばさの党は、この警察と検察による、非人道的な人質司法と断固戦う。

黒川あつひこ
1978年、愛媛県今治市出身。大阪大学工学部卒業後、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の研究員として大阪大学の大学発ベンチャーの設立支援業務に従事。その後、技術系ベンチャー十数社を設立、ベンチャー企業への投資、経営支援業務に従事する。
リーマン・ショックを機に金融業界を離れ、2011年春、今治に帰郷し農業と政治活動を始める。地元今治で加計学園問題を追及する社会運動を起こし、2017年安倍晋三総理のおひざ元山口4区から衆院選出馬。政治団体「オリーブの木」を設立、代表となり、2019年参院選に候補者10名を擁立。オリーブの木は党名をつばさの党に変更し、21年6月国政政党旧NHK党に合流、後に幹事長に就任。旧NHK党の資金ショートによる泥沼のお家騒動で代表者の立花孝志との代表権争いに勝利し、同党から離脱。
2018年からYouTube上での発信を開始して爆発的な人気を獲得、2022年11月現在25.5万人を超えるチャンネル登録者がいる。

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