2023年4月の東京都江東区長選を巡る公職選挙法違反において東京地裁(鎌倉正和裁判長)は2024年6月14日、前江東区長木村弥生被告(58歳)に「票の取りまとめで大きな役割を果たした報酬として高額の現金を供与していて、選挙の公正を害する犯行である」と指摘しました。
その上で、動画投稿サイトについて、「記者会見で虚偽の説明を行うなど隠蔽(いんぺい)工作したことも非難されるべき」と述べ、木村被告に懲役1年6カ月、執行猶予5年を言い渡しました。
起訴状によりますと、2023年4月、木村被告は柿沢元議員と共謀して広告をユーチューブに掲載。同年6月、区長室で元区議の板津道也被告(54歳)=同法違反罪で公判中=に現金を供与したとされています。
木村被告は、2023年4月の東京都江東区長選を巡り、選挙運動の報酬として元区議に現金100万円を供与したほか、選挙期間中にインターネットに有料広告を掲載したとして、公選法違反(買収など)の罪に問われていました。
木村被告は区長選で、柿沢未途元衆院議員(53歳)=同法違反罪で有罪確定=らの支援を受け初当選しました。
柿沢元議員はことし3月、懲役2年、執行猶予5年の有罪判決が確定しています。
参考サイト:
前江東区長の木村弥生被告に有罪判決、懲役1年6ヶ月、執行猶予5年 公選法違反罪、東京地裁
【速報】前江東区長・木村弥生被告に懲役1年6カ月、執行猶予5年の有罪判決 選挙運動の報酬とし元区議に100万円を渡し買収した罪など
木村弥生前江東区長 懲役1年6か月 執行猶予5年の判決 東京地裁
三陽ニュース 木村弥生・前江東区長に有罪判決 公選法違反罪、東京地裁
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