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【のん、能年玲奈と呼ばれ笑顔『第16回伊丹十三賞』受賞「私と伊丹さんが重なるなんて本当に嬉しい」】

2024年9月6日、女優、モデルでありクリエイターの、のんさん(元能年玲奈:本名、31歳)が第16回伊丹十三賞を受賞した。
伊丹十三賞(いたみじゅうぞうしょう)は、映画監督・エッセイスト・俳優など様々な分野で活躍した故伊丹十三の遺業を記念に創設した賞である。伊丹十三記念館を運営しているITM伊丹記念財団、一六本舗(理事長・社長:玉置泰)が主催する。-Wikipedia-

まずは選考委員会を代表してエッセイスト平松洋子氏(66歳)が祝辞を述べた。平松氏は、大の『あまちゃん』ファンとして、そのハマり具合がどれだけのものか力説、

平松洋子氏「私がのんさんに初めて出会ったのは、日本中の多くの方達と同じで『あまちゃん』(2013年に大ヒットしたNHK朝ドラ。じぇじぇじぇ~というの岩手県三陸地方の方言は、社会現象的に流行した。)リアルタイムで1度も見逃したことがないというのが私の自慢で…すごいでしょ?」
と平松氏は高揚してガッツポーズをし『あまちゃん』に相当ハマっていた過去を明かす。

「ところがある日長崎の五島列島に仕事で行かなくちゃいけない、とその時に『ああ、私のリアルタイム視聴の記録が破られる』とガックリしていた。そうしていたら、長崎から五島に渡る船に座敷があってテレビがあり、丁度『あまちゃん』がついてたんですよ!島の方たちと一緒になってあまちゃんを観た。」と感激する。また、その時小泉今日子さん(58歳)(『あまちゃん』天野春子役)とも会う機会があって知り合いになり『船の中で観たよ』と連絡して。それが10年前。」
平松氏は、視線を能年さんに移し、
「今も、その頃の私達が受けた輝きが、印象が薄れようが、能年さんがあの頃と、全く変わってらっしゃらない。自分の中で大事に、あの頃のの輝きを全く失っていらっしゃらないというのは、今までの10年間の事を考えると…本当に奇跡だなと思っています。
今回の選考にあたるまで、私は能年玲奈さんという存在と、伊丹十三さんという存在を重ね合わせて考えたことはありませんでした。で今回改めて色々なものを拝見し能年玲奈さんと出会い直して、こんなに伊丹さんと能年さんが重なり合っているんだ!って言うことに凄く驚いています。ご存知のように幼少の頃から伊丹さんは多才に色々なものを作ってらして、また能年さんも中学の時からバンド活動をやってらして、伊丹さんが持つ様々な顔と、能年さんが持ってらっしゃるものが重なるのでびっくりしました。」
平松氏ののんさん、からいつの間に能年さんという呼びかけを受けて能年さんは満面の笑顔で
「『あまちゃん』を全話リアルタイムで観られてた、そういう方に出逢ったのが初めてだったから『凄い!(感情を込めて)』っていうのと、やっぱり伊丹十三さんと重なる部分があるんだっていう発見でしたと言っていただけるのは本当に嬉しくて、私はこれからどんどん頑張って行かなければいけないと思っているんですけど、本当に、いつか、そんな風に唯一無二の表現で作っていくことが出来たら、そうなれるように、突き進んでいきたいなあ、っていう気持ちでした。」
これまでの10年間色んな事があったが振り返って、どう思うか、との記者の問いに対し能年さんは
「私がのんになる時に大事にしていたことは自分を信じること、自分の持っているものが死なないようにしたい、っていう気持ちが凄く強くて、で妥協できなくて、今に至るんですが、色んな事があるけど、それでもなんか面白がってくれる方がいたり、応援してくれる方がいたりして、迷ったり悩んだりする時もあるけど、『自分だから、これがやれた』とか『こういう事がやりたかったんだ』っていう表現を…作ったり、俳優としても…たくさんあるのでその積み重ねを信じてやって来ました。」

ここで選考委員の周防監督から、クリスタルのトロフィーが渡されて、能年さんは改めて挨拶。

「えー、のんです。この度は素晴らしい賞を頂き心から嬉しい気持ちで一杯です。私は本当に無我夢中で自分の想いを貫き通すぞという気持ちで活動してきたんですけど、私は凄く自信がある方だと自負しているし、怖いもの知らずもあると思うんですけど、どれだけ褒めてもらえても、自分のやった表現に対して疑い続ける?皆さんそうだと思いますが、地の底まで落ちちゃう、悩んじゃう事があるんですが、立ち止まってしまった時に『これでいいんだ、自分のやりたいことを貫き通すんだ』って背中を押して貰える、支えになる、特別な賞を頂いたと感じています。」と喜びを噛み締めていた。

伊丹氏の妻である女優宮本信子さん(79歳)とは『あまちゃん』で共演(天野夏役)し、その方のゆかりの賞を受賞されたと言うお気持ちはどうか?との質問には、

「凄い、嬉しいです。この賞を頂けるということは宮本さんも私の活動を認めてくれたんだ(笑顔)と感じられたので凄く嬉しかったです。宮本さんとお食事した時に長編の脚本を書いて『映画撮りたいんです』って見せた事があって、『映画はそんな簡単なものじゃないんだよ』って(会場大爆笑)喝を入れられた事があって、宮本さんに認めて貰いたいなと思っていたので、今回本当に嬉しいです。」

能年さんが宮本さんと映画に出るとしたら、ダブル主役で宮本さんが悪役のラスボス、能年さんはまるで伊丹氏が女性に転生したような、闇を暴く真っ向な怖いもの知らずの無鉄砲ヒロインの社会派ものが何故か設定出来てしまう。

《伊丹十三賞》
主催は公益財団法人ITM伊丹記念財団によるもので協力は株式会社伊丹プロダクション

■選考委員会 映画監督 周防 正行氏(67歳)
す代表作 1992年『シコふんじゃった。』
1996円『Shall we ダンス?』 
2019年より「再審法改正をめざす市民の会」共同代表を務める。

■エッセイスト 平松洋子氏 
近著『ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け』(新潮社)。など。

■建築家 中村 好文氏(75歳) 
代表的建築作品「三谷さんの家」「伊丹十三記念館」、「Hanem Hut」

■装丁家、イラストレーター、エッセイスト 南 伸坊氏(77歳)
漫画雑誌『ガロ』編集を経てフリーへ。近著 『あっという間』『生きてく工夫』(春陽堂書店) 等。


☆参考サイト☆
のん、“能年玲奈呼び”に笑顔 改名時は「持っているものが死なないようにした」
のん感激、伊丹十三賞贈呈式で本名の「能年玲奈さん」と語りかけられ絶賛、宮本信子もたたえる
能年玲奈からのんになった時、大事にしたのは「持っているものが死なないようにしたい思い」

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