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吉本興業でオンラインカジノが流行か 所属タレント6人が書類送検

オンラインカジノという言葉が日本で広く知られるようになったのは、ここ数年のことである。しかし、日本国内では賭博行為が法律で厳しく禁止されており、オンラインカジノも例外ではない。

今回、吉本興業に所属するお笑いタレント6人が、海外のオンラインカジノサイトで賭博を行った疑いで書類送検された。問題となっているのは、「スポーツベットアイオー」などの海外サイトに多額の資金を入金し、バカラやスポーツベッティングなどの賭博を行ったとされる行為だ。

書類送検されたのは、「9番街レトロ」のなかむら★しゅん(中村瞬・31歳)、「ダイタク」の吉本大(40歳)、「ネイチャーバーガー」の笹本はやて(笹本颯・33歳)、「プリズンクイズチャンネル」の竜大(福永竜大・31歳)、最強の庄田(庄田健裕・35歳)、「ダンビラムーチョ」の大原優一(35歳)の6名。

中には5000万円以上を入金し、多額の借金を抱える者もおり、生活がギャンブル中心となっていたことが明らかになっている。調べに対し、6人全員が容疑を認める供述をしているという。

これを受け、吉本興業は「所属タレントによる不適切な行為について深くお詫び申し上げます」と謝罪コメントを発表した。

オンラインカジノの違法性と広がる影響

オンラインカジノについては、「海外で合法的に運営されているなら問題ない」と考える人もいるかもしれない。しかし、それは誤解である。たとえ海外にサーバーが置かれていても、日本国内からアクセスして利用すること自体が違法行為となる。刑法では賭博罪として「50万円以下の罰金または科料」、常習性が認められる場合には「3年以下の懲役」が科せられる。

芸能界だけでなく、スポーツ界にも同様の問題が波及している。2021年には東京五輪卓球男子団体で銅メダルを獲得した丹羽孝希選手も、海外オンラインカジノで賭博行為を行ったとして書類送検されている。

規範意識の欠如と広がる危険

オンラインカジノは「ファッション感覚」で気軽に始められることから、罪の意識が薄いまま利用するケースが多いとされる。しかし、その背後には多額の借金や生活破綻といった深刻な問題が潜んでいる。今回の事件もまた、規範意識の欠如が招いた結果と言えるだろう。

オンライン上で行われる賭博行為はすべて犯罪であり、その内容に関わらず厳しく取り締まられるべきだ。国民一人ひとりがこの現実を認識し、規範意識を見直す必要がある。

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