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【みちのく記念病院の集団犯罪 アル中患者の殺人事件隠匿から虚偽の死亡診断書100枚】

青森に想いを馳せるエッセイスト、能町みね子氏(45)もロフトプラスワンのトークショー“週刊女性ポパイ”で早々と取り上げていた。

青森県八戸市の病院内で起こった殺人事件。その事件を隠蔽しようと、病院経営者が行った偽造工作。そもそもが、前からこの病院は偽造工作をしていたという事が言われており、この事件で今巨悪のベールが剥がされようとしている。

〈原因はとんでもない理由から!歯ブラシ殺人事件〉
住居不定・無職の佐々木人志被告(58)。佐々木は2023年3月12日、青森県八戸市の「みちのく記念病院」で、同じ病室に入院していた当時73歳だった高橋生悦さんの首を両手で押さえつけ、電気シェーバーの刃で首の動脈を切ろうとしたほか、最終的には歯ブラシの柄の部分を男性のまぶた付近に突き刺して殺害した。

夜勤の看護師達が異様な物音を聞き、駆けつけると、そこには顔面から血を流す被害者と、自分のベッドに腰掛ける佐々木の姿を見つけた。

看護師達は被害者に対して応急処置を施す。

一方で、佐々木に「何でこうなったの?」と問うと、とんでもない答えが返ってきた。

〈病院から出たかった。窃盗じゃだめなんだ…人を殺せば警察に通報されて逮捕されるだろう…〉
佐々木は病院生活に嫌気がさしていた。

佐々木はアルコール依存症で長期入院していたが、この殺人事件が起こる前から病院内で複数の問題行動を繰り返していた。

病院関係者の証言によれば、佐々木は他の患者の食べ物や日用品を盗む行為を常習的に行うなどしていた。

また、アルコール依存症ゆえ精神状態の不安定さから来る奇行も目立っていた。

一方、高橋さんについても、同室で暴れるなどがあったため、当時は両手をベッドに拘束されていた、ということが明らかになっている。病院側は転倒事故による死亡と発表したが、ベッドに拘束されていたため転倒は不自然であった。

〈単なる殺人事件だけではなかった!異例の犯罪の真相が発覚〉

のち2024年6月13日、青森地方裁判所の第1号法廷(蔵本匡成裁判長)にて裁判員裁判が行われた。同年7月1日、佐々木に懲役17年(求刑18年)が言い渡されて現在服役中だ。

〈事件発覚後、佐々木の主治医である医師、石山哲容疑者が病院にやって来たのは1日後の3月13日だった〉

事件発覚後、みちのく記念病院を運営、医療法人杏林会理事長である兄の石山隆(61)と弟である佐々木の主治医である医師、石山哲(60)に連絡が入るが、病院にやって来たのは翌日の3月13日の朝、石山哲だけだった。そして午前10時、高橋さんは亡くなった。

病院関係者に聞くと、12日夜事件発覚後に警察に連絡をし、救急車を出して別の病院で手当をしていたならば、高橋さんは助かっていたという声もある。

しかし病院側は、高橋さんは転倒事故をおこして肺炎が悪化、そのため亡くなったと断定し、警察に正式な通報もしていなかった。

その8時間後、午後6時18分頃、警察に、関係者による内部通報が寄せられる。
高橋さんの本当の死亡原因は頭蓋骨内損傷及び失血だった。

〈2025年になってようやく病院経営者らを逮捕へ〉
捜査関係者への取材によると同病院の看護師が当初、遺族に「(被害者が)転んだ」などとうその説明をしていたことがわかっている。

青森県警はこうした行為も、指示を出していたとして2025年2月14日、石山隆と、石山哲を犯人隠避の疑いで逮捕したと発表した。

みちのく記念病院は「犯人隠匿容疑」で立件されている。アルコール依存症の患者に対する管理体制に、不備があったことを認めたくなかったこともあるのだろうが、この病院はとんでもない事をし続けていた。それが発覚するのを恐れていたのか。
 
なぜこのアルコール依存症の佐々木をみちのく記念病院側は隠匿する必要があったのか。

実は、歯ブラシ殺人事件で発覚した裏事情があった。

〈認知症の医師に書かせた死亡診断書が100枚も発見される〉
捜査関係者によると認知症の疑いで入院していた医師署名の死亡診断書が100枚以上押収されていたことが分かっている。そのうちの半数以上の死因が「肺炎」であったという。

〈ウェルニッケ脳症では正常な診断は困難、またこの病気もアルコール依存症患者にとても多い〉
みちのく記念病院でこの大量の診断書を書いた医師は認知症(ウェルニッケ・コルサコフ症候群との報道あり)で入院中とある。

逮捕された石山隆は弟の石山哲と共に「診断書は偽造ではない」と一貫して主張している。

みちのく記念病院は、犯人隠避罪、虚偽診断書作成罪、そして医師法違反。これらを日常的に繰り返してきた。保険金支払などにも及ぶ可能性があり、地域ぐるみの集団犯罪と言える。殺人事件から病院トップ逮捕まで時間がかかったが、この先新たな共犯者が逮捕されることもありそうだ。

参考サイト:さくらフィナンシャルニュースnote

入院医師署名の死亡診断書100枚以上押収 虚偽の診断書作成が常態化か みちのく記念病院殺人隠避事件

「転倒した」殺人被害者遺族に看護師うその説明 偽造死亡事件

元院長ら隠蔽否認/八戸・みちのく記念病院 患者間殺人/虚偽の死亡診断書 常態化か

事件時認知症疑いの医師名義、死亡診断書複数押収 死因「肺炎」多数

診断書署名欄に認知症疑い医師の氏名 青森の病院殺人隠蔽事件 死因「肺炎」偽装常態化か

青森・院内殺人隠蔽事件 死亡診断は認知症疑い医師名義

病院内の殺人事件 犯人隠避疑いで病院関係者立件へ 青森 八戸

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