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【数字に疎い山本太郎「消費税廃止」選挙が終わればやっぱり無理?】

れいわ新選組の山本太郎党代表(49歳)は2024年10月28日の記者会見で、近々招集される特別国会の首班指名選挙に関し、立憲民主党 野田佳彦党代表(67歳)の名前を書く際に「消費税5%は絶対に必要だ」と述べた。

選挙前「消費税廃止、この道しか無い」と言い有権者の票を集めた後で、「消費税5%は絶対に必要だ」。140兆円の社会保障支出が毎年3兆円以上も増え、2040年には190兆円になる社会保障危機である。特に来年から団塊の世代が後期高齢者になり、医療保険の赤字が激増する。ただでさえ、このままでは足りない。消費税廃止には、他の部分で課税を見直さなければならない。法人課税の見直しなど抜本的改革が不可欠。
“数字に疎い山本太郎”が露見した。
積極財政と呼ばれる消費税減税政策を出していたのはれいわ新選組の他にも国民民主党(玉木雄一郎代表55歳)、参政党(神谷宗幣 47歳)という何かとお騒がせないわくつきの党しかいない。
記者会見では「中身については、こう言ったら人気が出るだろうなとは一切考えていない。(そのようなことを)考えるんだったら消費税廃止なんて言いません。消費税廃止なんて言う、人気を取りたいポピュリスト、などと散々言われてきました。何かというと、この国の格差が拡大し、国として弱っていくと一人一人の人間が尊厳が守れてないというところから私達は処方箋を考えていると言ったところ。(どの党が)だれがゴールを決めてもいいんだと。」
つまりは具体策が今のところ無いということなのだろうか。

《れいわ新選組の無責任さ》山本武彦/芸能ライター
●国民を欺く「消費税廃止」の嘘
れいわ新選組は、積極的な財政支出や「消費税廃止」を掲げ、「格差是正」「低所得者層への支援」を訴えている。
しかし、このような政策は現実を無視した空理空論に過ぎず、国民の支持を得るための嘘に他ならない。山本太郎代表の一見大胆な発言は、具体的な財源確保策が一切伴わない。

●財政・金融政策の無謀さ
国民を苦しめる「借金の膨張」
れいわ新選組は、「国債発行で財源を確保し、プライマリーバランス黒字化目標を破棄する」としているが、日本の国債残高は既にGDPの約2.5倍に達し、財政規律が限界に達している。この状況でさらに国債を無制限に発行することは、将来のインフレリスクや金利上昇を招き、国民への負担を一層重くする。

無制限の財政支出を前提とするれいわ新選組の政策は、一見して短期的な経済刺激策に見えるが、長期的には日本の財政基盤を破壊する無責任な提案だ。
山本代表が主張する「経済の活性化」とは、将来世代に膨大な借金を押し付け、ツケを先送りするだけの無謀な政策である。国民の将来を無視し、現実的な対策を持たない無責任な姿勢は、到底容認できない。
●消費税廃止の嘘
社会保障を支える財源を無視

山本代表は「消費税の廃止」を掲げ、さらには特別国会の首相指名選挙において、立憲民主党の野田佳彦代表の名前を書く条件として「最低でも5%の減税」を要求している。この発言はれいわ新選組が掲げる「消費税廃止」へ向けた明確な意図を示しているが、代替する財源については一切具体策がないことに疑問を呈する。
社会保障の安定財源である消費税を廃止することは、医療や福祉などの基本的なサービスを揺るがすものであり、極めて無責任な発言だ。

消費税の廃止や大幅減税は、低所得層への支援と称しているが、実際には社会保障のための約20兆円規模の財源が消滅し、財政難が深刻化する。
れいわ新選組が掲げる「国民生活の支援」という主張は、表面上の耳障りの良い言葉に過ぎず、現実を踏まえた根拠が全く無い。

●消費税減税の条件付け
国政運営の現実を無視した矛盾

山本代表は「消費税5%減税」を首相指名選挙の条件とし、これをもってれいわ新選組の支持の一環としたが、この条件付けこそが無責任の極みだ。
消費税廃止がれいわ新選組の公約であるにもかかわらず、実現可能な財源の根拠は示されず、単に野党内での人気取りに過ぎない。

本来、消費税廃止や減税は慎重に議論されるべき重要な政策だが、山本代表はこれを軽々しく主張し過ぎている。指名投票における条件として「減税」を持ち出すその姿勢は、国民に根拠のない希望を与え、無責任な政策を続ける姿勢を露呈している。こうした発言は、まさに「消費税廃止は嘘だった」と国民に捉えられても仕方がない。

●理想を唱えるだけ
国民を裏切る無責任な政策
れいわ新選組の政策は「国民に寄り添う」ように見せかけているが、その実態は現実を無視した無責任な理想論に過ぎない。
消費税廃止や積極的な財政支出の裏には、具体的な財源確保策が示されず、日本経済を悪化させる危険性が潜んでいる。
山本代表の発言は、大衆の支持を狙った単なるパフォーマンスであり、現実的な解決策が欠如している。

結局、れいわ新選組の政策は、実現不可能な理想論に過ぎず、国民の期待を裏切る無責任なものである。

☆参考サイト☆
れいわ新選組・山本太郎代表「消費税廃止の先頭に立つ。世の中を変える好機だ」
「『消費税ゼロ』で日本は甦る」れいわ新選組・山本太郎が ….
 山本太郎さん、なんで「消費税ゼロ」にこだわるの?本人に …
 山本太郎氏に注目集まる理由 消費税廃止が話題、本誌でも持論
 [党首に聞く]消費税を廃止…れいわ新選組代表 山本太郎氏 46
れいわ山本太郎氏「大丈夫」1日遅れの「衆院選第一声」で …

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