東京区検察庁は2024年11月12日「交通事故鑑定人」として活動している男(58歳)を名誉毀損と侮辱の罪で略式起訴した。「交通事故鑑定人」が交通事故の遺族をSNSで中傷したとされる、あってはならない行為だ。
名誉毀損と侮辱の罪で略式起訴されたのは、福岡市にある一般社団法人「法科学解析研究所」の理事 石橋宏典(58)。
これまでも1000件以上の鑑定にかかわっておりテレビに出演するなどしていた。
石橋は、去年11月Xの音声配信サービスによる「スペース」で、「関東交通犯罪遺族の会」通称「あいの会」代表理事の小沢樹里さん(43歳)と、2012年京都府亀岡市の暴走事故で娘を亡くした中江美則さん(60歳)に対して、
「他の遺族と性的関係を持っている」
「家族を失ったことをネタにメディアに出たがったり、寄付金集めをしている」
などという趣旨の発言を行い名誉を毀損した他に、東京は東池袋で起きた交通事故で妻と娘を亡くした松永拓也さん(38歳)を侮辱「金狙い」「あのボケ」と発言した罪に問われている。
これを受け、東京簡易裁判所は12日付で、石橋に対し、罰金30万円の略式命令を出した。
また、東京区検は小沢さんの中傷をしたとして、埼玉・川口市の50代派遣社員、交通事故被害者遺族の男についても名誉毀損の罪で略式起訴しており、東京簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。
参考サイト:
池袋暴走事故の遺族ら中傷で罰金30万円 交通事故鑑定人の男性に
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