東京都知事選挙と同日の来月7日に投開票が行われる9つの都議会議員の補欠選挙が、きょう(28日)告示され、9つの選挙区で合わせて30人が立候補しました。
きょう告示され、来月7日の都知事選と合わせて投開票が行われる都議補選は、江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市それに多摩市と稲城市で構成される南多摩選挙区の合わせて9つの選挙区に30人が立候補しました。
江東区選挙区には、自民党元議員、共産党と無所属の2人の新人、計4人が立候補しました。
品川区選挙区には、いずれも新人で、自民党、立憲民主党、無所属2人の計4人が立候補しました。
中野区選挙区には、地域政党都民ファーストの会の元議員、自民党、共産党、無所属の3人の新人、計4人が立候補しました。
北区選挙区には、いずれも新人で、自民党、地域政党都民ファーストの会、共産党、日本維新の会の4人が立候補しました。
板橋区選挙区には、自民党の元議員、地域政党都民ファーストの会、共産党、日本維新の会の3人の新人の計4人が立候補しました。
足立区選挙区には、いずれも新人で、自民党と立憲民主党の計2人が立候補しました。
八王子市選挙区には、諸派の元議員と自民党の新人の2人が立候補しました。
府中市選挙区には、いずれも新人で、自民党と無所属2人の計3人が立候補しました。
多摩市と稲城市で構成される南多摩選挙区には、いずれも新人で、地域政党都民ファーストの会、立憲民主党、無所属の3人が立候補しました。
政党別では、自民党8人、都民ファーストの会4人、共産党4人、立憲民主党3人、日本維新の会2人、諸派1人、無所属が8人となっています。
自民党は、南多摩を除く8選挙区に公認候補を擁立しました。
共産党と立憲民主党は、公認候補の棲み分けを行い、このうち、江東区、中野区、北区、板橋区では共産党候補が、品川区と足立区では立憲民主党候補が自民党はじめ他候補と争う構図となりました。
都民ファーストの会は、中野区、北区、板橋区、南多摩選挙区で候補を擁立し、議席を争います。
現在の都議会(定数127:欠員9)の会派構成は現在、自民党が27議席、都民ファーストの会25議席、公明党23議席、共産党19議席、立憲民主党15議席などとなっていて、とりわけ、自民党と都民ファーストの会の都議会第1党争いが注目されます。
きょう告示された9つの都議補選は、知事選と同じ来月(7月)7日に投開票が行われます。
以 上
筆者 平木雅己(ひらきまさみ)選挙アナリスト
元NHK社会部記者。選挙報道事務局を長く勤め情勢分析や出口調査導入に尽力。小選挙区制度が導入された初めての衆議院議員選挙報道ではNHK会長賞を受賞。ゼネコン汚職事件、政治資金の不正など政治家が関わる多くの事件・疑惑も取材。
その後、連合(日本労働組合総連合会)事務局にて会長秘書(笹森清氏)として選挙戦略の企画立案・候補者指導を担当、多くの議員の当選に尽力した。
政策担当秘書資格取得後、法務大臣/自民党幹事長代理はじめ外務大臣政務官、衆参国会議員政策秘書として、外交・安全保障、都市計画、防災、司法、治安、雇用・消費者、地方自治などの委員会や本会議質問を作成、政策立案に携わる。
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