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桶川、逗子、そして川崎20歳女性死体遺棄事件 3件のストーカー事案を振り返る  警察とは学ばない犬なのか 被害者遺族の働きかけも虚しく③

〈川崎20歳女性死体遺棄事件(2025年4月30日遺体発見、神奈川県川崎市)〉

被害者:
岡崎彩咲陽さん(当時21歳、アルバイト)

加害者:
元交際相手の白井秀征(当時27歳職業不詳)が死体遺棄容疑で逮捕。殺人容疑に切り替わるか家族が関与しているのかは現在捜査中。

〈事件の経緯〉

白井容疑者とは、2024年6月ごろ彩咲陽さんが務めていた飲食店の客として知り合う。白井容疑者はすぐに連絡先を交換するよう迫り、交際がスタートするが、白井容疑者が彩咲陽さんに暴力を振るうようになり、関係が悪化。

彩咲陽さんは白井容疑者に、激昂し刃物を向けられ、交際から1ヶ月後の同年7月に親族を介入し破局へ。

その後彩咲陽さんが9月20日被害届を警察に提出するも、その1週間後、彩咲陽さんの眼の前に白井容疑者が現れ「被害届を取り下げないと多摩川に落として殺すぞ」と脅迫、彩咲陽さんは仕方なく警察に電話し「事実と異なる供述をしたので」と10月29日被害届を取り下げた経緯がある。

間もなく祖母の家に身を寄せるも、祖母の知人の男性が訪ねてくるのを白井容疑者が外から伺い、「あんな男と付き合いやがって!殺すからな!」と脅迫していた。

この翌日から彩咲陽さんの行方がわからなくなった。朝、祖母が目を覚ますと、彩咲陽さんの姿は既になかったという。

神奈川県警によると、20日に彩咲陽さんが家族に「ちょっと出かけてくる」と言い残して、祖母宅を後にしたのが最後だということだ。22日には部屋の窓ガラスの一部が割られていたのが見つかったのだという。

このあと父親である岡崎鉄也さんが被害届を出すが、警察は現場検証をしたのち「事件性が無い」とだけ言い残す。

結果、2025年4月30日遺体発見。5月3日遺体は岡崎彩咲陽さんと確認された。

実際のところ、白井容疑者はアメリカの姉のところに逃亡していた。

白井容疑者の兄は、はじめは彩咲陽さんの捜索に協力していたが徐々に協力から足を遠ざけるようになる。しかし、鉄也さんとは電話連絡を交わしていた。

白井容疑者の居所も、鉄也さんが、勘を働かせて白井容疑者の兄に、「アメリカにいるなら帰国させろ」と強く要求。

白井容疑者は姉からも説得されて日本に5月3日帰国後任意同行を求められ、死体遺棄容疑の疑いで逮捕。この逮捕劇のきっかけは鉄也さんと親族や友人らが個人的に捜索したもので、神奈川県警の捜索は一切介入していない。

〈警察への相談・電話回数〉

十数回以上。白井容疑者に脅され、被害届を取り下げるなどした電話をも含める。

〈警察の対応と問題点〉

初期対応の不備が甚だしい。岡崎さんが行方不明になった後、家族が警察に捜査を求めたが、県警は「事件性がない」と判断。

例として、容疑者宅の窓ガラスが割られた事件でも女性刑事は、指紋採取を行わず、また、写真にも収めず、家族の訴えを「自分で割ったのでは」と退けた。

被害届は、一度提出したものは、被害者の一存で取り下げることは難しいのだと元警察官の佐藤誠氏は語る。「警察幹部の判断が必要なもの。ここがおかしい。」と指摘。
5月6日、NHKによると、今年1月中旬、白井容疑者の親族が「白井容疑者が殺したかも知れない」と警察に情報提供したという。

しかし、神奈川県警は何故か「証言に具体性がない」などといった理由でこれを黙殺。この事実を公表せずに終わった。

県警は自己弁護を主張する。「必要な措置を講じてきた」と説明するが、家族や親族はこれを「嘘」と批判。約90人の親族や友人が警察署に集まり抗議し、機動隊が出動する事態に発展している。

〈捜査の遅れ〉

岡崎さんが行方不明になってから約4か月後の2025年4月30日にようやく容疑者宅の家宅捜索で初めて遺体を発見。
しかし県警は3度の任意による家宅捜索でも遺体を見つけられなかった。

〈警察の不祥事と隠蔽〉

彩咲陽さんが行方不明になってから6日後の26日、警察が白井容疑者に事情徴収をしたところ、12日〜17日にかけてストーカー行為をしていたことを自供。しかし警察は事件性がないものとして判断したという。

白井容疑者宅に家宅捜索に行った警察は、
「床下収納は調べるのやめて。上で食事中だから」
と言われるがままに、床下収納庫を調べるのをやめている。実はあさひさんの遺体が入ったボストンバッグは、そこにあった。

〈処分と影響〉

家族や支援者は、県警が不適切な対応を隠そうとしたと主張。隠蔽工作をしたという疑いがある。今後この件について神奈川県警は明らかにする必要がある。

〈遺族の声とその後〉

彩咲陽さんの父親である岡崎鉄也さんは、自宅に帰ってきた遺体の状態を見て「本当に酷い状態でね。殺されて、焼かれて。2回殺されてるのと一緒じゃないですか。犯人には憎しみしかない。」と込み上げる怒りを抑えながら話した。

〈彩咲陽さんの実弟、コレコレの生配信で告白 女刑事 杜撰な対応の割には自身の警察人生を賭けると自信を持って断言〉
彩咲陽さんの弟である岡崎寛太さんは、「臨港警察はマスコミが動き始めてから危機感を感じ、失踪から4ヶ月経って捜査を開始した」
とSNSの投稿に書き記していた。

寛太さんは5月6日の夜、人気ユーチューバー、コレコレ(35)による生配信のインタビューに答えていた。 
「姉は特異行方不明者、殺人事件行方不明者と同位の対応となっているのに任意で家宅捜索をし、床下を調べなかったりするのはおかしい」
「祖母の家に姉が身を寄せていたのに窓ガラスが割られ、女性刑事が来たが、『事件性はない』と判断したのに対して『もしこれで被害が出たらどう責任をとってもらうんですか
』と訪ねたところ、『その時は私が責任持って警察官をやめます』と答えた」などと語った。

また、その後白井容疑者に対する任意事情徴収をしたと言っていたが実際には家にも行っていなかったと寛太さんは言う。

事件発生後、警察の対応について、最初は身内だけで警察を問い詰めようと臨港警察署を訪れ、相談室で膝を詰めて話すと、段々と警察側が言葉少なになり、頷くことしかしなくなった。これでは腹が立ってこちらも思わず怒鳴ってしまったと寛太さんは話した。

担当のうち、声を荒げたせいで、ようやく一人は奥から出てきたが、後の二人はもう顔も出さないということだった。

〈市民を守れなかった法と警察 ストーカー事件をめぐって〉

2024年12月、川崎市でストーカー被害を訴えていた岡崎彩咲陽さんの行方不明事件が発生した際に猪野詩織さんの父・憲一さんはこの事件を受け、「警察は市民の生命を守る使命を忘れず対応してほしい」と早くにコメントを出していた。

しかし、事の行き着く先は、最悪な結末となってしまった。

ストーカー規制法は2013年、2016年、2021年に改正されたが、年間約2万件の相談が続く中、警察の対応のバラつきや未然防止の課題が指摘されている。

桶川ストーカー殺人事件における埼玉県警上尾署の対応は、被害者からの相談を軽視し、書類改ざんや隠蔽を行うなど、重大な不備が明らかになった。

〈恋愛型ストーカーに縛って考える日本の法体制にも疑問が残る〉

警察幹部もストーカー規制法やDV防止法ではカバーしきれない男女関係などのトラブルは非常に多いと頭を悩ませている。

桶川事件、その後に起きた逗子事件をきっかけに改正したはずのストーカー規制法(メール、SNS等の送信もつきまとい行為の対象となった)だが、2024年3月に発覚した鹿島建設の盗聴・盗撮(外環道工事に関して地域住民を盗聴・盗撮)しLINEのグループチャットで共有し蔑称を付けて呼んでいたことがわかっている。

犯罪を抑制するために、加害者が守るべき良識を持てない場合には人間関係に介入せざるをえない法体制には未だ遠い。

〈アメリカの場合〉

アメリカでは、ストーカー行為の定義が州によって異なるが、一般的には「意図的かつ繰り返される行為で、被害者に恐怖や不安を与えるもの」と広く定義されている。

カリフォルニア州では、1988年のレベッカ・シェイファー殺人事件やリチャード・ファーレーの大量殺人事件をきっかけに、1990年に全米初のストーカー防止法が制定された。

恋愛感情に限定されず、例えば職場での嫌がらせや知人による執拗な接触も対象となり得る。

〈遺族・支援者が求める再発防止策〉

法改正で、ストーカー被害者による電話やオンラインでの“暫定接見禁止“を発令できる制度を、とストーカー被害者遺族・支援者達は求めている。

ストーカーやDVのリスク評価を、ストーカー対策で評判の悪い生活安全課に任せない。『人身安全課』を新しく発足、一元化する。

つきまとい常習者にはGPS付き端末装着を命令する。

任意捜索で拒否された場合の早期令状基準の緩和。

通報内容と対応履歴を第三者が閲覧できる外部検証委員会の設置。ミスがあった職員の懲戒。教育プログラムの明文化をする。

また、被害者支援にあたって、相談段階で緊急非難資金、シェルター(住居)斡旋。

簡単に通報出来る緊急通報アプリを警察が主導して開発。110番は有料なので、無料で使用できる警察通報アプリがあることは国民にとって当然ではないだろうか。

被害者遺族がこれまでに悲痛な思いで活動を続け防止策を求めている。

2度とこのような出来事が起こらないために再発防止に向けて、制度を見直す時期に来たようだ。

〈さくらフィナンシャルニュースからの注意とお願い〉

情報は提供された資料に基づいていますが、ストーカー事件はデリケートな問題であり、個々のケースで背景や対応が様々に異なる場合があります。
警察への相談時には、具体的な証拠(メール、録音、写真など)を提示し、継続的に記録を残すことが推奨されます。


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「娘は神奈川県警に殺されたも同じ」 川崎住宅遺体、女性の家族らが警察に抗議
https://www.sankei.com/article/20250503-YALW2UHHPBOSPCHBNRQ232T7JM/

岡崎彩咲陽さんの命を守れなかった警察を問う。ストーカー対策の見直しと担当者への責任追及を求めます
https://www.change.org/p/%E5%B2%A1%E5%B4%8E%E5%BD%A9%E5%92%B2%E9%99%BD%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E5%91%BD%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E3%82%92%E5%95%8F%E3%81%86-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E5%AF%BE%E7%AD%96%E3%81%AE%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%97%E3%81%A8%E6%8B%85%E5%BD%93%E8%80%85%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E8%BF%BD%E5%8F%8A%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99?utm_source=share_petition&utm_campaign=psf_combo_share_initial&utm_term=51f94ad45f854b72b458200a40a32f9e&utm_medium=twitter

9回通報も…警察「対応望んでないと判断」不明当日も対応なく 川崎・女性遺体遺棄
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900024202.html

川崎女性死体遺棄 ストーカー「認識せず」の県警に元刑事が苦言「ずさん、怠慢、捜査が後手後手に」
https://mainichi.jp/articles/20250505/spp/sp0/006/226000c

【最新】「ストーカー相談受けた認識なし」川崎20歳女性遺体遺棄 神奈川県警が被害相談などへの当時の対応を説明
https://news.yahoo.co.jp/articles/8aa4f1b857c818699337d596eaef47165c0e3361

川崎 遺体遺棄事件 行方不明6日後 容疑者“ストーカー”認める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250506/k10014798031000.html

「バイクを“借りパク”した挙げ句、相手を集団でリンチ」 川崎の女性死体遺棄事件、ラッパー容疑者の素顔 「ボンボンでいつもタクシー移動だった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/833e797a8987b969f69ba2dc51d31ba701392aa0

川崎の女性祖母宅でハンマー発見 遺体遺棄事件、窓破損と関連捜査
https://www.google.com/amp/s/topics.smt.docomo.ne.jp/amp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2025050701001161

「インフルで寝ていた」川崎ストーカー死体遺棄事件 白井秀征容疑者が遺族に語っていた仰天アリバイ
https://bunshun.jp/articles/-/78830?page=1

川崎市の女性死体遺棄事件 市長が見解「時系列的な検証が必要」
https://news.yahoo.co.jp/articles/38e110cb4e03d6ee2ec5df44ae63a144815ca5c5

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