The Moscow Times 〜独立系ニュースサイト「メディアゾナ」によると、ロシアの首都モスクワで政治家かつ戦争評論家をしている。アレクセイ・ゴリノフ氏(63歳)が、刑務所内の病院で他の受刑者らと私的な会話をしたことが「テロを正当化した」として、2024年11月29日金曜日にさらに3年の懲役刑を言い渡された。
元モスクワ市議会議員のゴリノフ氏は、反戦抗議を犯罪とする戦時検閲法に基づいて投獄された最初ロシア人として、すでに懲役7年の刑に服している。
2022年7月、ゴリノフ氏は、ウクライナ侵攻中に子供向け絵画コンテストを企画し評議会の会議で同僚を叱責したとして、懲役7年の判決を受けた。
ゴリノフ氏は今週、受刑者らの証言に基づき、ウクライナによるクリミア橋攻撃と、ロシアで『テロリスト』として禁止されているウクライナ軍部隊の行動を、「正当化した」との容疑で再び裁判にかけられた。
ゴリノフ氏は容疑を否認し、受刑者の証人たちが会話を密かに録音しながらロシアのウクライナ侵攻について話し合うよう彼を挑発した誘導行為と非難した。
ゴリノフ被告の弁護士は、被告は「戦争偽装の流布」と「テロ正当化」の罪で合計8年の刑に服することになるだろうと説明した。
ゴリノフ氏は判決後に被告席から裁判官に「私は平和を支持しているが、あなたは戦争が好きだ」と語ったとメディアゾナは伝えた。
『人権団体メモリアル』はゴリノフ氏を政治犯と分類。
彼の健康状態に対する懸念から、支持者たちは今年8月に大規模な囚人交換によって彼が解放されることを期待していた。
「この血生臭い、不必要な虐殺を止めよう」〜アレクセイ・ゴリノフ氏が法廷で最後に言い放った言葉である。
参考サイト:さくらフィナンシャルニュースnote
First critic of Russia war to be jailed for a further three-year sentence
Alexei Gorinov
Russian dissident Gorinov gets three more years in prison for ‘justifying terrorism’
戦争を非難したために投獄されたモスクワの政治家、さらに3年の刑を宣告される
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