神奈川県警横須賀警察署の駐在所に勤務していた36歳の巡査長が偽造した書類を使い、警察業務を通じて知り合った70代の男性の口座から現金700万円を引き出したとして、詐欺などの疑いで2024年11月4日逮捕された。
警察によると、窓口には制服姿で訪れ、警察手帳も示していて、業務を装ったとみられており、悪質性が高い。
逮捕されたのは、横須賀警察署地域課の巡査長、澤田義弘容疑者(36歳)。
巡査長は2024年5月、横須賀市内の駐在所に勤務していた時に、勤務時間中、男性の通帳や印鑑を持って窓口を訪れていた。
その際市内の郵便局で偽造した委任状や、払戻請求書を提出し、70代の男性の口座から現金700万円を引き出すことに成功。
男性とは駐在所での業務を通じて面識があったということで、調べに対し、巡査長は容疑を認めたうえで、
「借金の返済などに使いました」
などと供述している。
神奈川県警では2024年に入って今回を含めると、あわせて6人の警察官が逮捕されている。
神奈川県警監察官室の加藤秋人室長は、「被害者をはじめ県民の皆様に深くおわび申し上げる。警察官として言語道断の行為で今後の捜査結果を踏まえて厳正に対処していく」とコメントした。
☆参考サイト☆
700万円詐取容疑で巡査長を逮捕 制服姿でうその委任状を提示か
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