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【「令和の虎」の終焉  〜ゴシップ論評〜】

「令和の虎」主宰者で司会を担当していた実業家の岩井良明氏が9月15日、病により65歳で急逝。
そのためYouTubeチャンネル「令和の虎」の緊急ライブ配信が「これからの令和の虎について」と題して2024年10月8日に行われ、林尚弘氏が「令和の虎」2代目主催者に就任すると発表した。

これは彼の過去の不祥事を踏まえれば非常に危険であると思慮する。

まず林氏は、武田塾の塾長時代に違法賭博に関与し、その事実を認めた上で辞任している。このような過去を持つ人物が、再び公の場で影響力を行使することは、番組や投資家にとってリスクの高い状況を生み出す。

さらに注目すべきは、「令和の虎」に出演していた他の社長たちも現在進行形で不祥事を起こしている点だ。
違法賭博問題が発覚した際、複数の出演者が関与していたことが明らかになり、番組の信頼性は大きく揺らいだ。
賭けポーカーに参加した経営者がSNSで謝罪するなど、次々と問題が表面化し、番組の出演者たちによる社会的な責任の欠如が明らかになっている。
この一連の問題は、番組の健全性と透明性に疑問を抱かせ、視聴者や投資家の信頼を完全に失わせたことは忘れてはいけない。

また、ここで強調したいのが林氏が関与する可能性があるFiNANCiEにおいても、過去のVALU事件と同様にトークンの価値が市場操作によって不安定化する危険性があるということだ。

VALUでは、YouTuberのヒカル氏等が自身の影響力を利用し、トークンの価格を急騰させた後に売り逃げを行い、投資家が大きな損害を被った。

令和の虎二代目主催に就任する予定の林氏の影響力によって、FiNANCiEでも同様のリスクが高まり、再び投資家が不正な市場操作の被害を受ける可能性が極めて高いと思われる。

上記内容からも、林尚弘氏の過去の不祥事と、これから彼が主催として関与する「令和の虎」というプラットフォームはFiNANCiEを高価に売り抜くために利用される危険性があることをよく理解すべきだ。

また、令和の虎に出演した社長達の度重なる不祥事を見ても、「令和の虎」はもはやその役割を終えたと言わざるを得ない。

「令和の虎」の番組としての役割はすでに失われた。

本来、「令和の虎」は若者の起業家精神を奨励し、成功への道筋を作る場であるはずだった。しかし、現在の番組はその役割を果たすどころか、倫理的な問題を無視し続けている。

出演者たちが何の説明もなく何度も復帰し、彼らの不祥事がうやむやにされている様子を見ると、視聴者に送られているメッセージは明確だ。

「過ちはすぐに忘れられ、再び表舞台に立つことができる」という社会的責任の欠如が、視聴者に間違った教訓を与えているのだ。

「令和の虎」が、かつて持っていた光はもはや失われ、今となってはその使命は完全に終わったと言える。

起業家を支援する場としての価値はすでに消え去り、
ただの「社長達の売名の場」となった。

もはや続けるべき理由は見当たらない。
視聴者もまた、これ以上の失望を味わう前に、番組が幕を下ろすことを望んでいるだろう。

起業家を支援し、夢を与える場としての意味合いは無実化し、視聴者や若手起業家に真の支援を提供するどころか、
もはや「売名したい社長達」のアピールの場としてだけのために存在している。

芸能ライター 山本武彦

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