元大阪地検検事正で弁護士の北川健太郎(65歳)被告を準強制性交の罪で起訴した事件で、北川被告が公判で起訴内容を認める方針であることが2024年10月22日、関係者への取材で明らかになった。北川被告は逮捕直後には、「同意があったと思う」などと否認していたという。
初公判は大阪地裁で10月25日に開かれる予定。
検事正在任中の2018年9月12日深夜から13日未明、大阪市内の公務員用宿舎である官舎で酒に酔った部下の女性に性的暴行を加えた罪に問われている。事前に同僚複数人で飲食店で酒を飲んでいた後の犯行だった。部下の女性は抵抗できない状態だったという。
今年に入って部下の女性が検察幹部に被害を申し出て事件が発覚、大阪地検の上級権である大阪高等検察庁が北川被告を逮捕する異例の事態となっていた。だが、北川被告の認否は明らかにしてこなかった。
大阪高検が北川被告を逮捕した今年6月25日、配布された文書には、名前や職業などの記載があるのみで、通常設けられる報道各社を集めての説明の場もなかったといい、身内に甘い、という批判も内外から浴びていた。
北川被告は2018年任官。東京地検を始めに、関西でキャリアを重ねて大阪高検次席検事や最高検刑事部長などを歴任。言わば「関西検察のエース」とも呼ばれる存在だった。2018年2月から2019年11月まで大阪地検検事正を務めたのを最後に退官し、その後は弁護士として活動していた。
☆参考サイト☆
大阪地検元検事正、起訴内容を認める方針 元部下への準強制性交罪
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元検事正、公判で準強制性交罪認める方針
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