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【パワハラと収賄、死人も!斎藤兵庫知事(維新の会)を告発した渡瀬康英元西播磨局長が死亡】

2024年7月7日、兵庫県の斎藤元彦知事(46歳)らの言動をパワハラなど「違法行為」として告発する文書を作成した元西播磨県民局長、渡瀬康英氏(60歳)が死亡していた事が分かった。

渡瀬氏は19日に開かれる県議会の調査特別委員会(百条委員会)に出席し、証人尋問に応じる予定だった。

関係者によると7日夜に渡瀬氏の親族から「(渡瀬氏の)行方が分からない」と県警に届け出があり、姫路市内の民家で亡くなっているのが見つかった。
 
生前書かれたコラムによれば
「我々は公務員です。仕事は県民の皆さんのためにするものです。自分のために、自分の栄達のために仕事をしてはいけない、仕事を利用してはいけない、県民を利用してはいけない。そして自分の損得勘定で行動してはいけない。人を選別してはいけない。昇任、出世は結果であって、それを目的にしてはいけない。仕事は楽しく。そのためには一生懸命、しんどいことも沢山あります。楽しい=(楽)では決して無いです。でも、乗り越えた先にはきっと何かが待っているはず。これから色々な人生経験をすると思います。病気などで働きたくても働けないという経験もするかも知れません。でも『公務員として働きたい』という気持ちは持ち続けて欲しい。初心を忘れないで欲しいです。『働きたい』ことと『お金が欲しい』事とは同じ様で違います。生業としての公務員の側面を否定はしませんが『給料が貰えれば仕事は二の次三の次』という気持ちにすり替わっては自分自身も周りの人達も悲しすぎます。」などと、公務員としての真っ当な働き方を綴っていた。

渡瀬氏は3月中旬に斎藤知事による職員へのパワハラ行為など7項目の疑惑を記した匿名文書を作り、報道機関などに配布した。これに対し斎藤知事は「うそ八百」「公務員失格」と批判し、3月末に予定されていた渡瀬氏の退職を取り消し県民局長を解任。5月には「文書は核心的な部分が事実ではない」とし、県が停職3カ月の懲戒処分とした。斎藤知事は、渡瀬氏が亡くなる前までは、渡瀬氏に対して信用失墜や名誉毀損での告訴などをちらつかせていた。

〈H総務課長の死〉
「今年4月、ゴールデンウイーク前のことでした。急に県民生活部総務課の課長にY氏が着任したのです。この総務課長はH氏が務めていましたが、渡瀬氏の内部告発文書には、あくまで療養中と聞いていましたから、この人事は県庁内で話題を呼びました。その直後だったでしょうか、『H氏が自死したから、課長が交代した』という噂が一気に広がったのです」

H課長の死亡については、5月16日の兵庫県議会でも取り上げられている。

「内部告発に書かれていたH氏がお亡くなりではないか」という内容の質問が出たのだ。この文書のなかでは斎藤知事の「側近」として指摘されているI部長が答弁に立ち、「亡くなったかどうか、現時点ではお答えできません」と述べるにとどまった。

だが、とある兵庫県議員の意見はこうだった…

「H氏が亡くなったことはまず間違いない。本来なら県職員が亡くなると県庁から『訃報』が届くが、H氏については何もない。隠ぺいしているのは斎藤知事だと聞いている」

《2024年 渡瀬氏の作成した「告発文」問題とは?》
「告発文」文章に書かれた主な内容

◆ひょうご震災記念21世紀機構の五百籏頭眞理事長が死去する前日、片山安孝副知事が面読して副理事長の解任を通告。「その仕打ちが先生の命を縮めた事は明白。」

◆知事選で県職員4人が斎藤知事への投票を依頼する事前運動。
匿名のインタビューによると「神戸市内の会社社長からも『県庁職員の〇〇から電話がきて斎藤で、と呼びかけられた。県庁職員が選挙運動していいのか』と言われました。後日、会社社長から県幹部が『斎藤に投票してくれ』という内容を送信していたメールも確認しています」との声もあがっており、事実確認ずみである。

◆2月に斎藤知事が県内商工会議所を訪れて次期知事選での投票を依頼。

◆斎藤知事が産業労働部長に指示し、県内企業の高級コーヒーメーカーを入手。この他に自転車も、同じ様な方法で入手したとのことだ。

◆斎藤知事の政治資金パーティで、商工会議所などに補助金カットを仄めかしてパーティ券を大量購入させた。

◆阪神&オリックス優勝パレードについて信用金庫への補助金を増額し、企業協賛金としてキックバックさせた。

◆斎藤知事のパワハラは職員の限界を超えている。普段は淡々とものを話す知事が、職員がミスをした時は怒鳴り散らす。
《H課長の件》
《20m手前で公用車を降りて歩かされただけで、出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らす》
 《知事レクチャーで気に入らないことがあると机を叩いて激怒》

これについて、斎藤知事側の対応としては、3月中旬、「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」と題したA4サイズ4枚、7項目におよぶ告発文が、一部の県議や報道機関に匿名で配布された際、県人事課は直ちに告発文を書いた職員の割り出しに動いた。

3月25日、渡瀬氏が勤務する西播磨県民局に副知事と人事課長がアポなしで訪れ、渡瀬氏のパソコンを押収していった。パソコンには配布された告発文のデータが残っていたのだが渡瀬氏はその内容について特に問われることがないまま、2日後の27日に局長を解任され、4日後の退職予定を取り消されたのだ。この処分について斎藤知事は「業務時間中に嘘八百含めて文書を作って流す行為は公務員として失格」と言い放った。

ところが“嘘八百”とは言いきれない証拠が出てきた。そのため、遂に百条委員会設置へと繋がったのだ。(デイリー新潮6月23日号)
■中立性と客観性を担保して再調査を行うよう県議会から要請されたことを踏まえ県は第三者機関の設置を決めたほか

■県議会が強い調査権を持つ調査特別委員会(百条委員会)を設置していて、元局長は7月19日に開かれる委員会に証人として出席し質疑に応じることになっていた。

この問題でようやく斎藤知事が第三者機関による再調査を決定していた。そのような矢先に起こったことであった。

元県民局長の死亡を受け、斎藤知事が8日午後5時ごろ記者団の取材に応じた。
「大変心からショックを受けている、お悔やみ申し上げます。昨日の夜に死亡を知った。夜中の22時ごろ片山副知事から連絡がありました。百条委員会に証人として出廷するということですから、心理的な負担があったと推察します。議会から申し出があった通り、対応職員へのメンタルケアについては対応していくようにしていたので、このようなタイミングで亡くなったことは残念。心からお悔やみを申し上げたい。」

「渡瀬局長は自宅待機していた。人事課から連絡される中で状況については把握していたと考えている。今回も19日に百条委員会に出廷されるということになっていたので、心理的ケアの専門家に事前と事後に面談して心のケアを準備していた。日程調整を今日からスタートしようとしていたと人事課から聞いた。このタイミングで亡くなったことは残念な思いと、心のケアは大事だと強く感じた」

「私自身も気持ちが混乱している。百条委は職員の心理的負担が大きい。しっかりと職員の心のケアをしながら県庁を立て直していくのが私の責務だ」とコメントした。

《斎藤県知事サイドの言い分》
渡瀬氏について、知事らを中傷する文書を配布し、県政への信用を著しく損なわせたと指摘。勤務中に14年間で計約200時間、公用パソコンで私的な文書を作成したことや、次長級職員の人格を否定する文書を匿名で送付したハラスメント行為なども処分理由とした。

《側近原田産労部長の説明》
原田剛治産労部長の説明によると、斎藤知事が加西市の会社を視察した際、同社はコーヒーメーカーなどを贈ろうとしたが、知事は「高価なものはいただけない」と断ったそうである。

県は、従業員の奨学金返済を支援する県内企業に補助金を支出する制度を設けており、同社もその対象で、部長らはこの制度に関して意見交換などをするために同社を訪問したという。

翌日、原田部長がお礼の電話をした際、会社側から「知事に断られたけど、地元の製品やし、使ってほしい」と話があり、自分宛てに送ってもらったという。

その後、「秘書課に話をしたら、『返却しましょう』と断られた」といい、そのまま送り返すのを失念していた。

原田産労部長は「知事は県の広告塔。コーヒーメーカーを知事室に入れてくれたらPRになると、軽く受けてしまった」と答弁。一方、「地元の企業を応援することが仕事で、そこを批判されるのは違うのではないか」とも述べた。

その後原田産労部長は、加西市の企業からコーヒーメーカーなどを受け取りながらも、知事に返却を指示されたが、昨年8月に貰ってから今年3月まで放置していた。

原田産労部長は後日県議会産業労働常任委員会で、加西市の会社にコーヒーメーカーなどを送付させた事実関係を認め、「知事に県の商品をPRしてほしいと思い、勇み足だった」と反省の弁を述べた。

県は「商品PRのために受け取ったことは問題ない」とする一方、「半年以上返却を怠り、県民の疑念を招いた」として処分した。再発防止策として、贈答品や展示場所のリスト化を検討する。

県人事課は処分決定に知事らが関与したことを明かしたが、「事実認定では当事者として外しており問題ない」と説明。第三者委員会による調査も「事実は解明できた」と不要としていたという。

斎藤知事は当初「極めて遺憾で、県民の皆様におわび申し上げます。改めて公務員倫理の徹底を図るとともに、今後、風通しのよい職場づくりに努めてまいります」と真っ向から反論する構えを見せていた。

〜『告発文』を発表後の経緯〜

3月12日 前播磨県民局長である渡瀬氏が知事ら幹部の違法行為を訴える『告発文』を報道機関などに送付。

3月27日 県が前播磨県民局長渡瀬氏を解任。3月末での退職を取り消す。
知事は会見で「事実無根」と批判。

4月1日 渡瀬氏『文書は内部告発』とする反論文を公表する。

4月2日 斎藤知事が会見で『告発文』の事実関係の調査をすることを表明。しかし第三者による外部調査を否定。

4月4日 渡瀬氏が県の公営通報制度を利用して通報。

4月16日 読売新聞の取材で原田剛治産業労働部長が『告発文』で指摘された会社からコーヒーメーカーを受け取り、3月下旬で返却したことが明らかに。

4月18日 斎藤知事がコーヒーメーカーの受け取りについて「指示していない。」と関与を否定。

5月7日 県が渡瀬氏を停職3ヶ月とする懲戒処分を発表。原田産労部長は訓告処分。

6月20日の会見で斎藤県知事は
商工会議所に圧力をかけ、政治資金パーティー券を大量に買わせたとする指摘に対しては「片山安孝副知事に一任しており、不当な圧力をかけるような指示をしていない」と自身の関与を否認。

ただ、副知事に確認は取っていないとした。また3年前の知事選で幹部職員が投票依頼など事前運動をした、との疑惑も「私は指示していない」とした。

百条委員会委員長 奥谷謙一県議(自民党)
「(百条委員会の設置で)ご尽力感謝しますというメールが、(元局長から)来たと記憶しています。」渡瀬氏は、亡くなる一週間前には、「プライバシーには配慮して欲しい」と言っていたという。

斎藤県知事
「業務上必要なものとして厳しく指導することはありました。ハラスメントに対する認識は無いという事ですから。」
とキッパリ撥ねつけた。
斎藤元彦知事は神戸市須磨区出身。
2002年東京大学経済学部卒業
その後、総務省入省。
新潟県佐渡市、福島県飯舘村など様々な自治体に出向して経験を積む。
大阪府において財務部財政課長に。
2021年7月に自民・維新の推薦で兵庫県知事選に出馬して当選を果たす。
維新としては大阪以外の知事選で初めて推薦候補が当選した。

参考サイト:
解任された前兵庫県局長作成、知事の疑惑7件の「告発文」…県調査「核心的な部分が事実でない」
【速報】知事の『パワハラ疑惑』告発の職員が死亡 「私の表現は行き過ぎたものだった」と兵庫・斎藤知事 自殺とみられ遺書残す 生前「後輩たちがのびのびと仕事できるように、県政が変わってほしい」と思い語る
【兵庫・斎藤知事】『入り口20m手前で車を降ろされ職員を叱責』パワハラ告発文めぐり「百条委員会」での調査が決定 専門家は「百条委の設置前に沈静化する方法はなかったのか」と指摘
就任半年で知事の資質問う声も…兵庫県・斎藤知事
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