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三菱UFJ元支店長代理に懲役12年求刑 貸金庫14億円消失事件 みずほ・ハナ信用組合・博報堂でも内部犯行が発覚!激震の巨額内部窃盗事件簿

三菱UFJ銀行の貸金庫から顧客の現金や金塊を盗み、窃盗罪に問われている元行員、支店長代理山﨑由香理被告(47)の論告求刑が2025年09月18日、東京地裁(小野裕信裁判長)で行われた。

逮捕された当時は今村由香理被告。離婚して今村姓から元の山﨑姓に戻した。

ニュースに大きく出ていた、練馬区の豪邸は元夫の家である。

山﨑由香理として埼玉の実家に暮らす実母が身元引受人となっている。

検察側は「FX取引による多額の負債を穴埋めするために盗みを繰り返した。貸金庫の鍵などを管理する立場を悪用し、顧客の信頼を裏切る悪質な犯行だ」として懲役12年を求刑した。

罪状認否では「全部認めさせていただきます。」と罪を認めた山﨑被告。

まだまだ明かされていない謎

三菱UFJ銀行の貸金庫から多額の現金や金塊が盗まれた事件で、元行員の被告に対する立件総額は、約3億8800万円にとどまっている。

報道などで指摘されていた被害総額14億円とは大きくかけ離れており、全容解明には至っていない。

貸金庫という性質上、顧客が頻繁に中身を確認しないことに着目した計画的な犯行とみられる中、弁護側は被告のギャンブル依存症を理由に「精神的な問題を抱えていた」と主張。責任能力の有無が今後の争点となる見通しだ。

対する弁護側は事件当時は精神的な面が影響していたと強調し、

「場当たり的な犯行でストレスなどが影響していた。当人は真摯に反省している。再犯の可能性は低く、更生は十分に期待できる」

と述べ、懲役5年が妥当だと主張し結審した。

しかし山﨑被告は、過去の債務整理にもかかわらず再び借金を抱え、今回の犯行に及んでいる。

検察側は論告で、2020年ごろからの顧客70人の被害総額は約14億円に上ると指摘。動機については外国為替証拠金取引(FX取引)や競馬で出した多額の負債を補うためだったとし、その上で、営業時間外に盗みに入り、貸金庫の開閉記録が残らないようパソコンの電源を切るなど発覚を免れようとしており、「巧妙で常習性も顕著。勤務先や顧客の信頼を裏切る非常に悪質なものだ」と非難した。

被告は、貸金庫から現金を盗んだ際、顧客が来店するタイミングに合わせて、別の貸金庫の現金を一時的に補填するなどして、被害の発覚を巧妙に回避していたことが明らかとなっている。

また、盗んだ貴金属や金塊(インゴット)についても即座に売却するのではなく、質屋に質入れする手口を用いており、後日受け出す計画も立てていたという。

実際に都内を避け、千葉県内の質屋に足を運ぶなど、周到に準備を進めていた形跡が確認されている。

こうした一連の行為からは、綿密な計画性と犯行の常習性がうかがえるのだが、この犯行は大胆不敵すぎる。

借金は7年前にも なぜこうもギャンブルを繰り返し借金を作っていたのか?

以前借金を抱え、債務整理(小規模個人再生)をした時期があり、元夫との間で返済や生活費での取り決めをしたという山﨑被告。誓約書を交わしたこともある。

山﨑被告の借金の経緯と「小規模個人再生」とは

三菱UFJ銀行の貸金庫から多額の現金や金塊を盗んだとして起訴された山﨑被告は、事件に手を染める7年も前から、すでに深刻な借金問題を抱えていた。

山﨑被告は、2013年9月から2014年1月にかけて「小規模個人再生」という債務整理の手続きを東京地裁に申し立て、認可を受けていた。

この制度は、自己破産を避けつつ借金を大幅に減額できる再生手続きで、住宅ローンを除く借金総額が5000万円以下であること、継続的な収入が見込まれる個人債務者であることが要件となる。

関係者によれば、山﨑被告が当時抱えていた借金の大半はFX(外国為替証拠金取引)による損失とみられ、そのような状況に陥りながら競馬にも手を出していたとの情報もある。

小規模個人再生によって借金を減額し、経済的に立て直すチャンスを得たはずだった山﨑被告。

しかしその後も再びFXでの失敗を重ね、やがて銀行の貸金庫に保管された顧客の資産に手を出すという犯行に至った。

内部では「窃盗メモ」と呼ばれるメモを作成して損失の穴埋めを試みながら、通常通り勤務を続けていたという。

こうした経緯からは、経済的に追い詰められた末の計画的な犯行とともに、常習性、冷静さ、そして三菱UFJという組織に対する裏切りの深さがうかがえるのだが…。

山﨑被告自身は、特にブランド物を身に着けて着飾ったり、高価なものを買ったりして自慢をしたりしているわけでもない。なので周りは普通に振る舞う山﨑被告がこのような大胆な犯行をしていたと知って、余計に驚いているという。

山﨑被告はすすり泣き震えながら意見陳述し、「悪人は私。三菱UFJを悪く見ないでほしい」と涙ながらに謝罪し、弁済の見込みは「ない」と認めつつも

「大変申し訳ありませんでした」と斜め45度でぴたりと止める銀行員のお辞儀で謝罪、「罪をしっかり償って、少しでも多くの弁済に向けて早期に社会復帰したい」と述べた。

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■類似する犯罪例〜なぜこうも多いのか?

みずほ銀行でも類似事件が!

みずほ銀行が2025年2月に発表したところによると、広尾支店において、当時30代の女性行員、渉外課所属、一関 晴代容疑者(44/杉並区宮前3丁目在住)を逮捕。2016年1月ごろから2019年6月にかけて、顧客2名分の貸金庫から約6,600万円(6,600万円)の現金を盗んでいたことが明らかになった。

発覚は 2019年8月、女性元行員は 同年10月 に懲戒解雇された。

さらにこの女性元行員は、2017年〜2019年にかけて、偽の融資があったと見せかけ、みずほ銀行から不正に資金を引き出し2021年に逮捕されていたと明らかにした

窃盗の手口として、支店内で保管されていた予備鍵(副鍵)を不正に入手して貸金庫を開扉し、現金を持ち出したとみられている。

不正融資で逮捕されたときはみずほ銀行側は貸金庫窃盗の事件を公にしていない。

合計すると1億円を超える窃盗罪である。

尚、逮捕されるまで、外国人アーティストを手配するプロモーターとして働いていたという。盗んだ資金の使途には、衣服などの購入、旅行などの費用が含まれていたと報じられている。

朝銀系信組ハナ信用組合の事件

事件は2025年3月に発覚。朝銀信用組合の関東信越の店舗が合併して誕生したというハナ信用組合。元次長の李勝炫容疑者(49歳、東京都調布市在住)が、顧客の貸金庫から現金を盗んだとして、神奈川県警に窃盗の疑いで逮捕された。被害総額はおよそ6億1,900万円に上るとみられている。

李容疑者は2021年9月から2023年3月にかけて、貸金庫の鍵を不正に複製し、営業時間外や休日に支店へ出入り。顧客の貸金庫を開けて現金を抜き取る手口を繰り返して顧客が預けていた貸金庫から現金を盗んでいた。

盗んだ金は競馬や競艇などに充てていたとみられる。

信用組合側が内部調査を行った結果、貸金庫の異常と不自然な出入りの痕跡が確認され、警察に相談したことで事件が明るみになったという。

博報堂プロダクツ元社員横領事件

2021年2月10日、株式会社博報堂プロダクツは、元社員による不正行為を公表。この元社員は、2016年からの4年間に渡り、同社名義で金券および商品券を発注し、これらを金券ショップで換金して現金化。

得た現金は個人的に使用。この不正行為により、同社の損失額は約27億1千万円にのぼり、元社員は2021年1月29日付で懲戒解雇。

博報堂プロダクツは2022年5月11日、元社員小林司(当時47歳、大田区南久が原在住)が詐欺容疑で警視庁に逮捕されたと発表した。2016年頃から、取引先に社名をかたって金券や商品券を約150回に渡り、計 “250億円” 分の商品券を不正注文、金券ショップで換金していた疑い。発注し、換金して詐取していた。元社員は、ノベルティなどを扱う部署に所属していたとみられる。21年1月末に懲戒解雇となっている。

2020年12月に、発注先からの残高確認で発覚。2016年から4年間、発注額と換金時の差額の埋め合わせのため、くり返し不正行為に及んだ結果、未払い金額は合計で、約43億3000万円に上っていた。

博報堂プロダクツは保全した16億2000万円との差額、27億1000万円を2021年3月期第3四半期決算で、特別損失として計上している。

一件一件が億単位!巨額で悪質すぎる金融犯罪 企業はひた隠し

三菱UFJの事件を機に、他行でも貸金庫の内部犯行が相次いで発覚した。

被害総額は表に出ている以上に膨大で、全容は今なお不明であり、

銀行側は「信頼失墜」を恐れてか、一部情報を伏せている可能性も考えられ

また、貸金庫の管理体制には構造的な脆弱性があり、再発防止策が急がれる。

被害者保護と全容解明、類似事件の明るみのため、今後の判決には世論の注目が集まる。一体これらの背景に射し入る問題の共通項はいかに!

三菱UFJ銀行の巨額貸金庫窃盗、懲役12年求刑…弁護側「同種事案と比較して悪質ではない」

https://news.yahoo.co.jp/articles/be769749b0fe9d738c0559b51931590d309970a1

「100人から17億~18億円」 被告人質問で三菱UFJ元行員―貸金庫窃盗、9月結審・東京地裁

https://www.jiji.com/sp/article?k=2025082500083&g=soc

三菱UFJ銀行 貸金庫窃盗の裁判 元行員「感覚がまひしていた」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250825/k10014902681000.html

みずほ銀行の貸金庫でも金品盗まれる、行員が関与…被害は数千万円規模で5年以上前に発覚

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250218-OYT1T50052/

みずほ銀行 “行員 貸金庫から数千万円盗む 6年前に懲戒解雇”

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250218/k10014725661000.html

ハナ信用組合の貸金庫から6億円窃盗 手口など事件の全貌に迫る

https://coki.jp/article/news/48594/

貸金庫から6億円盗んだ疑い ハナ信組元次長「ギャンブルに使った」

https://www.asahi.com/sp/articles/AST343TG4T34OXIE00WM.html

当社子会社元社員による不正と損失計上について

https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/88478/

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