2024年9月8日、東京都内のカラオケ店で中学1年の女子生徒に性的暴行を加えたとして不同意性交罪等の疑いで千葉県浦安市北栄、日本維新の会の元衆院議員・椎木保容疑者(58)を逮捕した事件の初公判が12月5日、東京地方裁判所(村田千香子裁判長)で行われ椎木被告は起訴内容を認めた。
椎木被告は罪状認否で罪を問われると「間違いございません」と起訴事実を認めた。
起訴状によると、椎木被告は同年8月20日夕方、東京都新宿区歌舞伎町のカラオケ店の一室で、当時12歳だった女子中学生に性的暴行を加えたとしている。
検察側は、俗に言うトー横で当時12歳の少女に声をかけ、未成年と確認した上で金銭と引き換えに性的行為を持ちかけ、カラオケ店に偽名で入店し室内で性的暴行に及んだことを指摘。
〈事件の詳細〉
被害者女子中学生がトー横で椎木被告に「2万円あげるから遊ぼう」と声をかけられ、二人で一緒にカラオケ店に行く。二人の様子がおかしいと店員が店長に告げ、店長が不審に思い110番通報。椎木被告は
「カラオケボックスに女の子と二人で入りましたが性交はしていません。」
と容疑を否認していた。
〈維新では永野耕平市長の不同意性交により進退が問われようとしている〉
日本維新の会では、2024年11月14日に大阪府岸和田市の永野耕平市長(46歳/日本維新の会/2期目)から強引な誘いを受け、性行為を強要されたとして、大阪府内に住む女性が損害賠償2280万円を求めた民事訴訟が和解となった。永野市長はこれを受け、進退を問われている。
〈椎木被告プロフィール〉
茨城県出身。1989年に東海大学教養学部を卒業。証券会社に就職したが、半年もたたずに中学校教員に転じ、茨城県内で高校の野球部の監督をつとめたり市の教育委員会で働くなど教師の道一本だった。2012年に維新政治塾に合格したのが政界入りのきっかけとなる。
2012年の衆院選で旧日本維新の会から千葉13区(我孫子市、鎌ヶ谷市、白井市など)で立候補、比例復活で初当選。
第2次安倍政権下の14年解散・総選挙では鞍替えした大阪2区で落選したが、15年に当時衆院議員だった大阪府の吉村洋文知事の大阪市長選出馬に伴う議員辞職によって繰り上げ当選。
衆院議員を2期務め、以降は浪人生活7年目の元代議士であった。
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