東京地方裁判所は2025年12月14日、4億2千万円を着服し業務上横領の罪に問われた東京・千代田区の再生可能エネルギー関連投資コンサルティング会社「トライベイキャピタル」の元代表である三浦清志被告(45歳)に対し、東京地方裁判所(坂田威一郎裁判長)は業務上横領の罪で懲役6年(求刑同8年)の実刑判決を言い渡した。
三浦被告の元妻は国際政治学者三浦(旧姓濱村)瑠麗氏(44歳)。一女がいる。
三浦被告は2019年、太陽光発電事業を手掛ける合同会社から預かっていた資金4億2,000万円を、自身が関与する別会社の債務返済などに充てた不正流用として、2023年3月7日に東京地検特捜部に逮捕されていた。
判決内容は、被告が預金管理などを統括していた特別目的会社から自社のトライベイキャピタル社に送金させた行為を「有効な意思決定を経ず、独断で行った」と認定。
〈出資金を無関係の債務弁済に流用〉
横領資金はトライベイキャピタル社などの債務弁済に充てていることを指摘、業務上横領罪が成立すると結論づけた。
判決では「自己の利益を図るためにした利欲的かつ身勝手な犯行」とした。
また「被告人は出資金を無関係の使い道に流用すべく送金を行ったもので悪質」と指摘され、「自己の利益を図るための身勝手な犯行で動機に酌量すべき事情は乏しい」と厳しく非難された。
三浦被告はこれまでの裁判で無罪を主張していたが、裁判所はこれを退け、実刑判決を下した。
今後、三浦被告が控訴するかどうか、引き続き注視される。
〈三浦氏の代理人は美しすぎるコスプレ弁護士〉
弁護士の渥美陽子氏(40歳)が三浦清志氏の代理人だと言うことも注目だ。渥美氏は性犯罪の弁護を担当した際にその容姿が注目され、「美人弁護士」「コスプレ弁護士」などの愛称で知られる。また容姿を活かし、コスプレやグラビアといった活動にも積極的に取り組んでいる異色派だ。
〈セカンドハウスのログハウスは売却〉
ウィキペディアによると、東京都港区の自宅以外にも2014年頃から長野県軽井沢町にフィンランド式ログハウスを所有していたが、このログハウスは太陽光発電事業を巡る横領容疑による逮捕起訴に伴い、保釈金への充当のためドワンゴの川上量生に売却され、所有権は移転済みである。
〈三浦被告と瑠麗氏の関係性は会社の住所にあり。本当に全く関係がないと言い切れるのか?〉
三浦被告と瑠麗氏は、瑠璃氏の山猫総合研究所が2019年3月1日に、東京都千代田区永田町山王森ビル1階に移転、その後同年10月31日三浦被告の持つトライベイキャピタルのオフィスが同住所、同階である同じテナントに仲良く在籍していた。その後山猫総合研究所は2023年5月17日に東京都渋谷区桜丘町26番1号15階に所在地を変更している。
また、瑠麗氏の妹濱村百合氏がトライベイキャピタルの理事を務めている。
〈何でも山猫総合研究所とトライベイキャピタルは協力関係にある〉
2020年9月4日付で、両社は『太陽光発電事業の開発に関するコンサルティング契約』を締結し、山猫総合研究所がトライベイキャピタルに対してコンサルティング業務を提供する業務上の協力関係にあった。
この契約に基づき、山猫総合研究所は385万円(税込)のコンサルティング料を請求している。
〈三浦被告、コロナウイルス関連の給付金を不正受給疑惑の過去〉
フライデー2013年3月10日の記事によると、三浦被告が、トライベイキャピタル社を通じて新型コロナウイルスに関する給付金を不正受給した疑惑が報じられていた過去がある。
具体的には、2020年10月頃、同社が中小企業庁の「家賃支援給付金」約520万円を申請し、受給したとされる。
当時の同社の売上は受給条件を満たしていなかったため、売上額を操作して申請した可能性が指摘されておりさらに、東京都の「家賃等支援給付金」約30万円も同様の手法で受給した疑いがあるという。
瑠麗氏は「政府なんて、ばらまいてナンボでしょう。国がカネをタダでくれるんだから、もらいにいかない手はない」「売上なんて数ヶ月ずらして操作すればいい」と発言したとされる。
これらの過去の疑惑の経緯を調べると、今回の業務上横領に対する瑠璃氏の関与が推察されてしまうのは避けられない。
〈三浦清志氏とは〉
1979年福岡県宗像市出身。父親は教育学者の三浦清一郎。アメリカ人である母方の祖父はNASCAR(全米自動車競走協会)の発起人の一人。
三浦瑠麗とは2003年に結婚。一女がいる。
2024年4月に離婚を発表。離婚後も三浦姓を選んだことを明かしている。
参考サイト:さくらフィナンシャルニュースnote
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