2024年9月10日、東京都練馬区立中学校で校長を務める北村比左嘉容疑者(55)が、女子生徒のわいせつな画像を所持していたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕された。
さらに、その後の捜査で性的暴行を行った疑いが明らかとなり、9月29日に準強姦致傷容疑で再逮捕された。マッサージを口実に勤務先の中学校の一室に女子生徒を呼び出し、性的な暴行をして怪我を負わせていたという。
捜査当局は現在、押収したビデオカメラやデジタル機器を解析しており、余罪の有無を調べている。
全国紙社会部記者によると、北村容疑者の逮捕の決め手となったのは、元女子生徒の勇気ある告白だった。
この女子生徒は警察に対し、
「性的暴行の被害を皆に知られると、学校に通えなくなるんじゃないかという不安があり、声を上げられなかった。ずっと心の中に抱えて、誰にも話せなかった」
と述べている。
「当時の同僚の先生は、少なくとも北村先生と女子生徒の『近すぎる関係』を認識していたはずです。問題のある教師を見て見ぬふりをしたせいで最悪の事態が起きてしまった」と教え子は語る。
教育現場に詳しいNPO法人「スクール・セクシャル・ハラスメント防止全国ネットワーク」の亀井明子代表は、「教師による性加害を未然に防ぐため、学校内外の監視体制や相談窓口の拡充が必要」と指摘している。
練馬区教育委員会は、「被害者のケアを最優先に取り組みたい」とコメントしているが、具体的な対応策は示されていない。
北村容疑者の事件を受け、教育現場での性暴力防止策が再び問われている。
今後、制度の改善とともに、子どもたちの安全を守るための意識改革が急務だろう。
参考サイト:さくらフィナンシャルニュースnote
女子トイレをうろうろ、教え子と‟不倫”再婚、マッサージで性的暴行…練馬わいせつ校長(55)「近すぎた女子生徒とのキョリ」《準強姦致傷容疑で再逮捕》
中学校の元校長・北村比左嘉被告(57)が女子生徒に性的暴行の起訴内容を一部否認「受け入れられていると認識していた」 東京地裁
この記事へのコメントはありません。