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自民党総裁選挙:推薦人集めが本格化 続々と名乗りを上げる 

岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選挙の日程は、9月12日告示・27日投開票に内定しました。

これを受けて、党内では、立候補が取り沙汰されている議員たちが推薦人集めを本格化させたのをはじめ、各議員たちは、情報交換などの会合を重ね、総裁選挙をめぐる動きが本格化しています。

今回は、立候補を予定もしくは取り沙汰されている議員たちの経歴を紹介します。

【敬称略】

★石破茂・元幹事長

石破氏は、1957年2月生まれの67歳です。衆議院鳥取1区選出で当選は12回、慶応大学を卒業後、三井銀行で勤務、父の石破二朗氏が死去したことから政界に転身しました。防衛相、農水相、そして党幹事長などを歴任しています。総裁選にはこれまで4回(08年、12年、18年、20年)立候補していますが、いずれも及びませんでした。

石破氏は15日夜、BSフジの「プライムニュース」に出演し「『よし、やろう』と言ってくれる人はメドはつきつつある。ようやく20人というのではなく多くの国会議員の支持をもらわなければいけない」と述べました。

★上川陽子・外相

上川氏は、1953年3月生まれの71歳です。衆議院静岡1区選出で当選は7回、東京大学を卒業後、ハーバード大学院で学び、シンクタンクで勤務していました。これまでに法相、内閣府特命担当相などを務めています。

上川氏は、15日「熟慮したうえで決断し、行動に移していく覚悟だ」と述べていましたが、16日から親交のある議員に電話し立候補への意欲を伝え、支援の要請を始めました。

★加藤勝信・元官房長官

加藤氏は、1955年11月生まれの68歳です。衆議院岡山5区選出で当選は7回、東京大学を卒業後、旧大蔵省に入省し、故・加藤六月元運輸相の娘婿となり政界に転身しました。これまでに、官房長官、厚生労働相、党総務会長など務めています。

加藤氏は16日夜、記者団に対し「具体的に動いていきたい」と述べ、立候補に意欲を示

しました。

★小泉進次郎・元環境相

小泉氏は、1981年4月生まれの43歳です。衆議院神奈川11区選出で当選は5回、関東学院大学、コロンビア大学院で学び、父の純一郎・元首相の秘書を経て衆議院議員となりました。これまでに環境相、党副幹事長などを経験しています。

★河野太郎・デジタル担当相

河野氏は、1963年1月生まれの61歳です。衆議院神奈川15区選出で当選は9回、慶応大学、ジョージタウン大で学んだ後、民間企業に就職後、政界に転身しました。父は河野洋平・元衆院議長、祖父は河野一郎・元農相です。河野氏は、これまで2回(09年、21年)、総裁選挙に挑みましたが、いずれも及びませんでした。

河野氏は、15日、「非常に多くの閣僚を経験させていただき、いつかこの経験を生かせる日が来ればと思っている」と立候補に重ねて意欲を示しました。

★小林鷹之・前経済安全保障相

小林氏は、1974年11月生まれの49歳です。衆議院千葉2区選出で当選4回、東京大学を卒業後、旧大蔵省に入省、ハーバード大留学・在米勤務後に政界に転身しました。これまでに経済安全保障相を務めています。

小林氏は、世代交代が必要だとする中堅・若手議員らが推していて、16日も中心メンバーが集まりました。公約づくりなども進めていて、小林氏は19日にも記者会見して立候補を表明する方向で調整に入ったということです。

★斎藤健・経済産業相

斎藤氏は、1959年6月生まれの65歳です。衆議院千葉7区選出で当選5回、東京大学を卒業後、旧通産省に入省、ハーバード大院で学び、これまでに埼玉県副知事、農水相、法相などを務めています。

齋藤氏は、15日、「『あなたしかいない』というような連絡が、数多く寄せられ、真剣に聞いていかなくてはいけないのかなと思っている」と立候補を模索する考えを示しました。

★高市早苗・経済安全保障相

高市氏は、1961年3月生まれの63歳です。衆議院奈良2区選出で当選9回、神戸大学を卒業後、松下政経塾で学び、米国議員のスタッフや大学教授などを経験しています。これ

までに内閣府特命担当相、総務相、党政調会長などを務めています。前回21年の総裁選

挙に立候補しましたが、及びませんでした。

高市氏は、15日、「仲間たちと一緒に力を合わせて日本列島を強く豊かにして、次の世代に引き渡す使命を私たちは負っている」と立候補に意欲をにじませました。

★野田聖子・元総務会長

野田氏は、1960年9月生まれの63歳です。衆議院岐阜1区選出で当選10回、上智大学を卒業後、帝国ホテルに勤務し、岐阜県議会議員を経て衆議院に当選しました。これまでに衆議院予算委員長、郵政相、総務相、党総務会長などを務めています。

前回21年の総裁選挙に立候補しましたが、及びませんでした。

★林芳正・内閣官房長官

林氏は、1961年1月生まれの63歳です。衆議院山口3区選出で衆議院での当選は1回ですが、1995年から参議院議員を5期務め、前回衆議院選挙で転身しました。東京大学を卒業後、三井物産で勤務しました。これまでに防衛相、農水相、文科相、外相、官房長官などを務めています。林氏は、12年の総裁選挙に挑みましたが、及びませんでした。

林氏は、16日、立候補の意向を所属する宏池会(岸田派)議員に伝達。調整の上、近く表明する見込みです。

★茂木敏充・幹事長

茂木氏は、1955年10月生まれの68歳です。衆議院栃木5区選出で当選10回、東京大学を卒業後、讀賣新聞やコンサルタント企業で勤務し、93年衆議院選挙で当時の日本新党

の一員として初当選しました。これまで外相、経産相、党政調会長など務めています。

茂木氏は、14日夜、麻生副総裁と会談し、今後の対応をめぐって意見を交わしました。

今年10月で衆議院議員の任期が残り1年になることから、「いつ解散・総選挙があってもおかしくない政治状況」であり、来年夏には東京都議会議員選挙、参議院議員選挙が行われます。

国政・大型選挙の指揮を執る新総裁、総理は誰になるのか?編集部では、自民党総裁選挙の動きを随時、お伝えしていきます。以 上

筆者 平木雅己(ひらきまさみ)選挙アナリスト

元NHK社会部記者。選挙報道事務局を長く勤め情勢分析や出口調査導入に尽力。小選挙区制度が導入された初めての衆議院議員選挙報道ではNHK会長賞を受賞。ゼネコン汚職事

件、政治資金の不正など政治家が関わる多くの事件・疑惑も取材。

その後、連合(日本労働組合総連合会)事務局にて会長秘書(笹森清氏)として選挙戦略の企画立案・候補者指導を担当、多くの議員の当選に尽力した。 

政策担当秘書資格取得後、法務大臣/自民党幹事長代理はじめ外務大臣政務官、衆参国会議員政策秘書として、外交・安全保障、都市計画、防災、司法、治安、雇用・消費者、地方自治などの委員会や本会議質問を作成、政策立案に携わる。

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