2024年6月10日、元通産官僚、政治団体オリーブの木をへて政治団体 『新党やまと』の小林興起氏(80歳)が都知事選に出馬の意志を固めたとの記者会見が都庁記者クラブで行われた。
「都知事選が大変迫ってまいります。めちゃくちゃになってる!」と終始、力強いパワフルな発言による小林興起氏の会見。
小林興起氏といえば2005年衆議院選で反郵政民営化を掲げて立候補するも、対立候補に小池百合子氏(71歳)が選挙区を変え、言わば落下傘部隊として送り込まれ、その結果惨敗、そして10月、自民党から除名。2006年11月1日に郵政民営化反対を主張している国民新党へ移籍し、2007年7月の参院選に比例区から立候補したが落選した。小池百合子氏は天敵であった。
その時点で、小池氏が既にカイロ大学卒業を詐称している証拠を手に入れていたにもかかわらず、その書類を某出版社に持ち込んだところ、もみ消されてしまったのだという裏話がある。小林氏の手元にも小池氏がカイロ大学を卒業していない事を照会した書類があるという。
小林氏は、これがもし本当なのならば小池都知事は都知事を辞職し再選も阻止する構えである。
「私が自民党を追放されたときからね、日本の政治はおかしくなった。
あの郵政民営化でね、多くの人材が自民党から失われ、そしてアメリカべったりの日本にされていく中で、日本の政治は不安だったんですね。しかしその一番の総責任者はもちろん当時の小泉総理ですけども、その側近中の側近としてね、頑張った小池さんでしょ。その小池さんが都知事になってね、何をしたのか?何も仕事なんかしないわけでしょ?」
細川護熙(86歳)小沢一郎(82歳)小泉純一郎(82歳)時の第一線で仕事をする総責任者たち
を次々と「乗り換え」て来た小池百合子氏。
「だから彼女に能力があるとすれば、その(時)権力者にすぐくっついちゃうことだよね。時の権力者ですよ。最側近になってね、宣伝ガールズっていう言い方がいいかどうかわかりませんけれどもね。
私は郵政民営化で自民党を追放された人間で、こんなことでいいのかと。
アメリカに要求されたものを、日本人として反対だ、ふざけるなアメリカと言うような政治家が、選挙になったら自民党公認を外れましたよ、『えっ』てね、『そこに誰か新しい人が決まったんですか』ってのこのこやってきたのが小池さん。
自民党に入りたいって言うから我々自民党は入りたい人はどうぞという設定ですから反対もしないで入れてあげたのね。そうしたら今度は自分の刺客になってやってくる、ってね。ふざけるな、って感じでしょ?」
小林氏の怒りのボルテージは下がらない。
「そのふざけた人がですよ皆さんね、都知事になっちゃう。それをね、都民が圧倒的な推薦をしている。マスコミが本当のことを語らないからだと思うんですね。そういう中で、小池さんの再選もねマスコミのおかげで間違いないんじゃないか、って言われているんですよね。それに対して、おかしいじゃないかとはっきり発言をして、この間違った流れを食い止めることができるなら、小林興起は語ることである!私を推して下さる方に言われて、来年の参議院選挙で、私は『新党やまと』を政党にするための運動をしているわけですけども、来年の参議院選挙の前にね、大事な都知事選という巨大な選挙にコミットしないとね。意味がないだろうというふうに言われましたんで、小池都知事参戦に、絶対反対する。」事を宣言した。
「彼女(小池氏)の政策で大問題なのが郵政民営化というろくでもないもの。だからアメリカは郵政民営化でめちゃくちゃ儲かってますよ。それで日本の皆さん方に郵便貯金、日本の政治が押さえてたものを、もう巻き上げられてね、その権限はアメリカにあるわけですから、何に使うか、今何に使ってるか皆さん、皆さん郵便貯金やってるでしょうけどね。」
「全部アメリカ政府の国債を買わされてるんですよ。アメリカ政府は国債発行して何をやってるんですか?戦争じゃないですかねえ。アメリカが、どんどん武器をいくらでも送れるの?イスラエルに送れるんですか皆さん?お金がいるんでしょ。お金は誰が負担してるんですか、日本の郵便貯金でしょ皆さん。日本のこの郵便貯金が、アメリカの戦争をどんどんね、さあ、武器を買い上げて送ってちょうだいってやってるわけでしょ。アメリカの戦争はね、日本の郵便貯金によってもたらされる、そんな郵便貯金が、かつては日本国のために使った郵便貯金ですよね。」
通産省官僚のエリート小林氏が、古き良き日本の郵便資金をホイホイと小池百合子によってアメリカに投げられている現状を嘆いた。
「小池さんの政治は、郵政から来たということ。アメリカも大儲けしてるけども、日本で儲けた人がいるんだってことを皆さん忘れちゃいかん。郵政民営化とは、明治元年続けてきた、本当に国民のお金で出来上がっている大きな大きな郵政資産ですよ?それを郵政民営化に加担した政治家は、『お前やれば』『いや一緒にやったらどうだ』富を山分けしたとはね、証拠が無いから言えませんけども、そういう流れじゃないですか。」
〈日本の政治家にも学問が必要だった時代があった!でも、今は学歴詐称すればいいんだからさ!〉
「そういうふうに日本の政治家にもかつては、学問が必要だって言われた時代があったんですよ。今日本の政治家の皆さん、学問が必要だなんてね、もう全然ないじゃないですかね。学歴詐称すればいいわけでしょ。みんなが出てない、っていう所出ましたよって言えばいい。」
小林氏は、泣く子も黙る1966年東京大学法学部卒で官僚になり、同年通産省入省。官僚としてペンシルベニア大学に留学し修士課程卒業、MBAを取得したエリートクラス。輝かしい実績を持つ。しかし、小池氏の学歴詐称において、学歴なんて意味がなくなった、と皮肉った。「勉強を全くしてこなかった人に追放されちゃうわけでしょ?」
小林氏は呆れるような口調で言った。
〈オリンピックは利権の塊〉
「利権政治家の塊ですよ。郵政民営化を推進した政治家なんて。マスコミでも書かないけどね。そういう中で、『興起さん都知事になったら何やりたいんですか。』高価な仕事、オリンピックでしょう?私が尊敬する石原慎太郎さんがスポーツ振興のため『小林!俺はオリンピック持って来るぞ。』『いいですね。頑張ってちょうだい。』オリンピック日本来ましたよね。しかし、いよいよ大会を本当にやっていく中で、グループは出来るでしょ、実行委員会みたいのがね、そこにかぶったらね、国会議員の名前はあえて出しませんけども、皆さんすぐわかるでしょ。都知事も主催者ですからね。」
「いずれも東京都知事に多大な責任がある。追求したテレビ局新聞社があるんですか。」
〈オリンピックの利権に飛び付きコロナ患者急増〉
「そういう考え方がね、オリンピックのこの利権に飛びつかないわけないでしょ。少なくとも政治責任だけは言うべきだと。オリンピックオリンピック言ってたから肝心なコロナですか?すっかりこれに対して東京は遅れたんでしょう?小池都知事がやっている郵政民営化、そして東京オリンピック、全部利権でしょ?
そしてとどめを刺すように知り合いから連絡が来たんですよ。『小林さん、小池さんの再選止めてくれ』どうして?『神宮の森が壊されちゃったらどうすんの』神宮の森壊すなんてふざけた政治家がいるの?『東京都知事が一生懸命やってるんですよ』って。今選挙だから静かにしているみたいだけど、選挙でまた勝ったらね、バンバン木を切って何か好きなもの建てちゃったら皆さん、明治時代の、この明治の神宮の森が消えちゃうでしょ。凄まじい利権じゃないですか。ここまでやるのか?より、ここを止めなきゃならない。小林さん!再選阻止の弁論を振るってくれってね、小林さんが喋らないと、はっきり喋る人がいない、って言うんですよね。」と、小林氏は声を大きく、はっきりとした力強い口調で述べた。
「自分たち(自民党ら)はね、裏金作って出してね、政治資金もいい加減に扱っておきながら中小企業の消費税については徹底的に厳しく取り立てる、かつてはね、私が財務副大臣のころは、何千万か、中小企業の売上が少ないところについては消費税を取らないというのは一応あったんです。
今もう全員消費税はね、売り上げ関係なくみんな取り立てる。それも厳しく厳しく取り立てる。中小企業を大事にしましょうなんて言葉だけですよ。大企業だけ大事にしてるだけであって、中小企業は大事にしてないんです。大企業の経営は一体誰がやってんの。みんな外国の金融商が買いまくって経営者はみんな外国人じゃないですか。」
「大企業は法人税払わない!法人税は(庶民)お前たちが払いなさい!消費税を払え!中小企業が払え!どうせ日本人は法人税下げれば、税金は中小企業が払いなさい!そういうね、マスコミの皆さん勉強してらっしゃるけど、権力が一番痛いところを追求しないとね。(それが)マスコミに行く人の仕事なんですよね。私の友人でも優秀な連中がみんなマスコミに行きました。みんなやっぱり権力でおかしいことがあればチェックしようとね、それがマスコミに行く人の仕事だったんですよね。権力をチェックする。おかしい権力があったら『おかしい』って言う。勇気のあることかもしれないけど。これやりたくなかったら、マスコミに勤める意味がないわけですよね。私はそういう時代が来てるんじゃないかと思いますね。」
「そして、税金、法人税、どうせほとんど日本人は、製品を収めちゃうから、もう人下げればね、法人税額に行かない。税金はね、中小企業で払いなさい。これは消費税の方これについては民主党これが真っ先に税金上げましたね?いやそうなったら、民主党主導で公明党と自民党で3党で合意して、消費税を上げましょう。これが日本ですよ皆さん。そういうマスコミの皆さん勉強してほしいんだけどもおかしいところをね、追求しないと、権力が一番痛いと思うところをちゃんと追求しないとね。」
〈公約にオーガニック給食〉
小林氏の公約の一つに、学校給食をオーガニックにするというものがある。政治団体『オリーブの木』で共に所属していた朝霞市議会議員外山まき氏(52歳)もオーガニック給食を進めている。
「それと、せっかくの機会ですから、私は(公約に)学校給食のことについて書きましたよね。今日本の中でも心ある市長さんたちはね、学校給食をオーガニック給食にしようと。健康にいいよって。お米のオーガニック給食ですからね。今、だからお米が余っちゃってる。休耕田が出てくる。米食べない何を食べているの?パンが好きな人はパンを食べたらいいけど、元々は3年日本で小麦なんか出来いじゃないすか、アメリカに行きゃダーッとね、大きな麦畑がありますよ。ダーッと取って余っちゃう位ある。知ってますか、(アメリカの)余剰農産物をね、『日本お前どうせ増えてんだろう。使え』余剰農産物を消費するために、日本の学校給食にパンを導入したんでしょう?そして美味しいお米食べてたのに、当時(給食に使うの)やめなさい、と。健康にいいかどうかわかんないけどパンですよね。小学校行って不味いパンが出ましたよね。なんでご飯が出ないのかなと思ってましたけど、大きくなってわかった。アメリカに言われて、余剰農産物処理でね日本がどんどん小麦粉買わされてパンが出たんでしょ。」
「今だってね、日本なんか食料自給率が低くて、安全保障の点から言ったらね、本当は外国から買うより日本でできることは、日本でいいものがあったら使いたい!お米でしょう?味は美味しいし、みんな大好きだもん。米を一番どんと使うのは学校給食じゃないですか。だから心ある自治体の長はね、お米を使う。そしてそれも、有機米だから高いかもしれないけど、お金は予算で取ってあげる。その代わり地域の人たちが『えっ?学校でお米を使ってくれたら』ね、もう一度一生懸命お米作りますよ!農業振興に役立ってくる。国から見ればね、全体になって食料自給率の安定に繋がる。素晴らしいじゃないかと。東京都の都市農業はね、あんまり大きくないから、頑張ってもらうと言っても、沢山お米ができるとは限らないけど、買ってあげることができるからね、身近な所は。そうしたら、東京の子供たちがね、給食でもって、お米使うよ。その代わりただのお米じゃないよ、オーガニックだよ。わかりました作りましょう作り場所を作りましょうってね。農業振興に役立ってくる。食料自給率の安定につながる。そういうことにね、東京都も給食小学校中学校、区が予算を握ってるんだけど、区長なんてね、都知事がこう言えばわかりましたって仲良くやってるんですから、その中で、今千葉県、日本中の市がね、学校給食のオーガニック化する中で、東京が全く進んでない。それは東京には米を作る場所がないから、でも買えばいいじゃないかと。東京が買いますよって言ったらね、本当に日本の米作は、普及してくるね。」
あえて、自民党の政治資金裏金についてどう思うか?と尋ねると
「政治家が歌がうまくて、歌手で政治家なら、そうでしょ?所得税を払え!」と小林氏、タレント議員に物申す、か。
小林氏はかつて、つばさの党の黒川敦彦氏(45歳)と、オリーブの木という団体を作り、当時、会社社長を務める人物に1億円を借り入れて、それを返してないという話がある。
「彼(黒川氏)の名前で借りたわけでしょ。」小林氏
今回彼(黒川氏)は逮捕されてしまったわけであるが…
「テレビみて驚いたけれど何も人が演説(やって)るところでワーワー騒がなくたって良いじゃないすか。誰か(小池陣営ら他の党)終わったあとね、自分で場所取ってやりゃいいじゃないすか。」
今は黒川氏とは繋がりが「全然ない。」という。
小林興起氏
小池都知事三選阻止に向けて〜主な公約〜
一、政治家 小池氏の利権政治に終止符をうち、神宮の森の破壊をやめさせる。
二、都民生活の安全を守る 大地震に備え都市構造の再点検が必要
三、AI時代に子供の教育に、さらなるパソコンの充実を
四、学校給食のオーガニック化で子供達を健康に
五、以上の件に付随して一言
文芸春秋五月号が出されて、小池知事の学歴詐称が問題となっている。これが事実なら潔く詫びて、知事を辞職すべきである。事実でないなら文春に対して名誉毀損の訴えをすべきである。
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