東京メトロが2024年10月23日、東京証券取引所プライム市場に上場しました。初値は1株1,630円で、国が53.42%、都が46.58%の株式を保有していましたが国と東京都はそれぞれ保有株式の半分を売却しました。総額は約3,486億円、時価総額は約7,000億円に達しました。売り出し価格は1,200円でしたがこれを大きく上回りました。これは2018年のソフトバンク以来の大型IPOです。
2004年に営団地下鉄より民営化されてから20年、ついに上場が実現しました。今回の上場により、東京メトロはさらなる事業の多角化を目指しています。
この上場は、国内外の投資家から強い需要があり、日本株市場の方向性を占う試金石とも言われています。さらに、東京メトロの上場は、鉄道ファンや投資家の間でも大きな注目を集める事うけあいです。
〈東京メトロのもくろみ〉
東京メトロの上場に伴い、政府は得た資金を東日本大震災で出した復興債の償還費用に充てる予定です。また、東京メトロは配当性向40%以上を掲げており、今期(2025年3月期)の1株当たり配当金は40円を計画しています。これは、他の鉄道銘柄と比べても高い水準です。それに国と都が株式の50%を保有していれば、株主総会で不都合な普通決議が提案されても両者で阻止することができます。
さらに、東京メトロは有楽町線や南北線の延伸計画を進めており、これにより将来的な収益増が期待されています。これらの要素が、投資家にとって魅力の一つとなっています。
☆参考サイト☆
[Bloomberg]
[東洋経済オンライン]
東京メトロ公開価格は1200円、仮条件の上限-6年ぶり大型案件
株式・社債情報 – 東京メトロ
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