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都議会議員補欠選挙 選挙区別情勢その1~江東区、品川区、中野区選挙区~

6月28日に告示された9つの都議会議員補欠選挙は、今秋の自民党総裁選挙や次期衆議院選挙を占うことなどから各選挙区で激戦が繰り広げられています。

自民党は8選挙区で公認候補を擁立しましたが、旧統一協会との関係や裏金事件によって厳しい批判にさらされています。

獲得議席数によっては「岸田文雄首相(総裁)で次の衆院選を戦えるのか」という意見も噴出しそうです。

一方、野党第一党の立憲民主党も都知事選や都議補選での結果によっては、泉健太執行部の指導力が問われる局面も出て来そうです。

きょうからそれぞれの選挙区の候補者がどのような訴えをしているのかなどを追跡します。

【江東区選挙区】

江東区選挙区の補欠選挙は自民党議員が辞職したことによって行われます。

立候補したのは届出順に次の4人です。

無所属新人で会社員の高橋巧さん25歳。

自民党元都議会議員、山崎一輝さん51歳。

無所属新人で江東区の元区議会議員、三戸安弥さん35歳。

共産党新人で江東の元区議会議員、大嵩崎かおりさん57歳。

無所属新人の高橋さんは、

未来を切り拓く「攻め」と「守り」の政治 若い世代が諦めない、夢を持てる社会へをスローガンに、教育格差の是正、学校の事務員の増員、若者政治参加など訴えています。

自民党元都議会議員の山﨑さんは、

いつまでも住み続けたい東京・江東区を創るをスローガンに、防災・減災、子育て・教育、高齢者と障害者の福祉、地下鉄8号線(有楽町線)延伸と臨海地域地下鉄の整備を通したまちづくり、豊洲市場を活かした観光、行政サービスのDX、環境、スポーツの充実を訴えています。

無所属新人の三戸さんは、母の勇気が、政治を動かすをスローガンに、過不足のない充実した福祉の実現、子育てに不安を感じさせない街、子ども、障がい

者、高齢者も対象にした防犯防災対策、役所の無駄な支出を徹底的に見直す、区民が主役の開かれた行政の運営を訴えています。

共産党新人の大嵩崎さんは、教育費の負担軽減、障害者福祉手当の拡充など暮らし第一の都政の実現、水害対策、堤防や住宅耐震化促進などムダな大型開発をやめ、災害に強い東京、子どもの権利の保障、男女共同参画審議会の常設化など平和と人権、ジェンダー平等の実現を訴えています。

【品川区選挙区】

品川区選挙区の補欠選挙は議員が辞職したことによって行われます。

立候補したのは届出順に次の4人です。

立憲民主党新人で照明デザイナー、菅原千稲さん55歳。

無所属新人で行政書士、川口めぐみさん51歳。

無所属新人で会社員、篠原里佳さん34歳。

自民党新人で品川区の元区議会議員、芹沢裕次郎さん34歳。

立憲民主党新人の菅原さんは、照明デザイナーの経験から「光を人の暮らしにあてたい」と立候補の決意を述べ、「借金をしなければ学校に通えない学生がいたり、孤立する高齢者の問題など、理不尽なことが多い。こうした課題を解決したい」と訴えています。

無所属新人の川口さんは、もっと自由に!もっと楽しく!みんなの個性がつながる街、東京をスローガンに、キャッシュレス決済ポイント事業の継続、高齢者世帯への都内共通の家事援助チケット配付、フリースクールの補助金を2万円から4万円に引き上げることなどを訴えています。

無所属新人の篠原さんは、自身が秘書を務めた森澤区長との連携で、子育てを楽しめる社会、高齢者も障がい者もどんなひとも安心して暮らせる社会、どんな災害があっても安全に暮らせる社会、地域経済と環境が両立するSDGsな社会の実現を訴えています。

自民党新人の芹沢さんは、未来を変える、いま動くをスローガンに、子育て支援、単身高齢者への住み替え補助、1兆円規模の経済支援など訴えています。

【中野区選挙区】

中野区選挙区の補欠選挙は地域政党都民ファーストの会の議員が辞職したことによって行われます。

立候補したのは届出順に次の4人です。

自民党新人で中野区の元区議会議員、出井良輔さん51歳。

共産党新人で中野区の元区議会議員、長沢和彦さん62歳。

都民ファーストの会元都議会議員、荒木千陽さん42歳。

無所属新人で、会社経営のマエキタミヤコさん60歳。

自民党新人の出井さんは、都民が豊かさを感じる都政改革をスローガンに、子育て世帯へのサポート、 建築、医療介護、飲食などマンパワーが不可欠な現場の雇用問題の解決、孤立をなくす伴走型支援の実現などを訴えています。

共産党新人の長沢さんは、8年間で1兆円以上の税収が増えた都財政を物価高騰で苦しむ都民の生活に遣い、地域経済を立て直すことを掲げています。区議会議員として取り組んだ保育園の待機児童ゼロの達成、子どもの貧困実態調査実施、介護保険料の値上げを中止させた実績を訴えています。

都民ファーストの会元議員の荒木さんは、子育てや高齢者支援、不妊治療の助成拡充やグリーンビズ=公園と緑を活かしたまちづくりなど訴えています。

○マエキタさんは、「政治から嘘をなくそう。政治家の嘘は大きな不幸を生む。政治家は嘘をつくのが世間の常識。だったら、その常識を変えよう。民主主義をあきらめないために扉を開いて行きましょう。」と立候補の理由をホームページに掲載しています。                    以 上

筆者 平木雅己(ひらきまさみ)選挙アナリスト

元NHK社会部記者。選挙報道事務局を長く勤め情勢分析や出口調査導入に尽力。小選挙区制度が導入された初めての衆議院議員選挙報道ではNHK会長賞を受賞。ゼネコン汚職事件、政治資金の不正など政治家が関わる多くの事件・疑惑も取材。

その後、連合(日本労働組合総連合会)事務局にて会長秘書(笹森清氏)として選挙戦略の企画立案・候補者指導を担当、多くの議員の当選に尽力した。 

政策担当秘書資格取得後、法務大臣/自民党幹事長代理はじめ外務大臣政務官、衆参国会議員政策秘書として、外交・安全保障、都市計画、防災、司法、治安、雇用・消費者、地方自治などの委員会や本会議質問を作成、政策立案に携わる。


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