日本共産党は最近赤旗の躍進が目覚ましい。
2019年10月13日号日曜版にて故安倍晋三元総理大臣の『桜を見る会』が税金で、私的な著名人の友人を招待したことがすっぱ抜かれた。これは日本ジャーナリスト会議(JCJ)で大賞を受賞している。
バンダナ教授でお馴染み神戸学院大学法学部教授上脇博之氏(66歳)が刑事告発した引き金となる2022年11月6日号は、自民党5会派議員の裏金パーティ券資金問題を暴いた。赤旗が暴かなければ知られて居なかったとさえ言われている。これもまた日本ジャーナリスト会議(JCJ)で大賞を受賞した。
また、2024年3月10日号には、鹿島建設JVが、東京外環道工事に反対する住民を監視する監視カメラを取り付け、LINEで住民らを蔑称つきで監視情報をやり取りするグループチャットの存在やその中身についても暴いた。
最近は2024年10月23日にも、非公認となった候補者が代表を務める政党支部に対し、自民党本部が、選挙の公示後に、支部に対する政党交付金として2000万円を支給していたと報じる。
勢いづく党中央委員会議長志位和夫(70歳)率いる日本共産党南関東ブロックが、2024年10月17日、小雨のパラつく中、JR津田沼駅夕暮れのバス停で街頭演説会を行った。
千葉1区から14区全員野球で津田沼駅街頭演説会に挑む。
比例は4名、志位氏と、衆院議員2期、はたの君枝氏(67歳)、衆院議員1期、党中央委員さいとう和子氏(50歳)、神奈川県青年学生部長の横山せいご氏(53歳/神奈川3区重複)。
小選挙区からは、1区渡部まさし氏(46歳)、2区白石ちよ氏(48歳)、3区加藤和夫氏(75歳)、4区やかまケンタ氏(29歳)、5区桜井雅人氏(51歳)、6区浦野真氏(35歳)、7区とくますきよこ氏(71歳)、8区高橋さとし氏(68歳)、9区山崎はるゆき氏(72歳)、10区仲ゆきこ氏(69歳)、11区椎名史明氏(67歳)、12区くずはら茂氏(73歳)、13区柏崎すえと氏(77歳)、14区坂井ようすけ氏(45歳)と総勢18名が、日本共産党の大きな街宣カーの上に勢ぞろい、マイクリレーから始まった。
比例候補のさいとう氏は
「私達共産党はよく『中国や旧ソ連のように自由がない独裁政治を目指しているのか』そういう風に言われます。
私達はむしろ自由をもっと拡大しよう、人権がもっと息づくような、そんな社会にしようじゃないか、それが日本共産党です。
志位和夫議長が発表した、『Q&A共産主義と自由』ぜひ、ご覧頂きたいんです。その中で生産力を維持するためには労働時間は半分でいい。残りの半分は『資本家、株主のため』と言います。トヨタは昨年5兆円の儲けを上げたそうです。」
とトヨタの業績に触れ企業利益を労働者に還元すべく7時間労働を皆さんと一緒に実現していきたいと述べた。
はたの氏は
「26年前私は国会での初質問が『行き届いた教員と30人学級を』と言う事でした。以来国会の中でも外でも求め続け、(2021年)(小学校の)子供達に35人学級を実現しました。そして『中学校も検討する』総理大臣に私も約束させてまいりました。中学校の少人数学級をやるかどうかの審議が来年始まろうとしている」
少人数学級の学習効果の高いことをエビデンスに挙げて
「全国的に学校の先生が足りない。国の少なすぎる教育予算を抜本的に増やす必要があるのでは」と教育改革に触れ
「今国がやっているのは軍事費拡大ではないでしょうか。4兆円の教育費に対して軍事費は8兆円。倍以上になっている。日本共産党は賃上げと労働時間の短縮。7時間労働で、自由な時間を広げるとジェンダー平等も進み、子供達も若い皆さんも、人として大事にされる。」
と教育改革と労働時間の短縮を訴えた。
〈自民党に付ける薬は共産党の躍進〉
志位氏にマイクが渡ると、
「選挙は最後の最後まで頑張ったものが、勝利を掴むことができます。」と自分含む比例代表の4名、小選挙区の15人候補者全員の勝利を目指して頑張っていると、支援をお願いした後、今の政治を鑑みて
「自民党のやっていることは確かに酷い。でも政治を変えることは難しいのではないか?という声がある。しかし私は訴えたい。国民の皆様が声を上げれば政治は変わります。そして日本共産党を伸ばせば必ず政治は変わります。」
とし、
「まず第1に、日本共産党の躍進は金券腐敗政治を一掃する一番確かな力となります。裏金問題が大争点になっております。どの党が自民党をここまで追い詰めてきたのか?ここをよく見て選んで頂きたいんです。2022年11月の新聞『赤旗』日曜版の裏金スクープから始まりました。この時メディアはどこも報道しなかったんです。しかし上脇教授が刑事告発をしまして検察が動き出し一年経って大問題が表面化、ここまで自民党を追い詰めてまいりました。そういう中で9月9日、日本ジャーナリスト会議は今年度JCJ大賞に新聞『赤旗』日曜版の裏金スクープを選んだと発表いたしました。」
再度、新聞『赤旗』が大賞を受賞したことに喜んだ。
「受賞理由の中で『赤旗』のスクープは日本の政治を揺れ動かしたと述べて裏金問題を『大政治犯罪』と断罪、『大政治犯罪』を明らかにしたのが共産党と新聞『赤旗』の頑張りであります。
私今回でこの記事の事を聞いて石破首相に聞きました。『貴方は大政治犯罪という反省がありますか?』石破さんの答弁は『犯罪じゃありません。裏金でもありません。』全く反省が無いんですね。
ここまで反省の無い自民党に付ける薬はやっぱり共産党の躍進では無いでしょうか?ここまで追い詰めた共産党の議席を大きく伸ばして頂いて新しい国会で裏金問題の真相をとことん述べ献金腐敗政治を大掃除する。どうかその仕事をやらせて下さい。」と頭を下げた。
〈石破仰天発言『なぜ企業団体献金が駄目なのかわからない』〉
「腐敗の大元には企業、団体献金がいます。この問題も選挙戦の争点となっておりますが石破首相はこの前のNHKの討論会でびっくりするようなことを言いました。『なぜ、企業団体献金が駄目なのか私にはわからない』と言った。わからないなら国民が教えてやろうじゃないですか。お金の力で政治がわたることが問題じゃないですか?
大企業に減税をやれ!消費税は上げろ!この号令かけたの誰ですか?労働法制の規制緩和と言って働く人を派遣、アルバイト、パート、非正規枠にに置き換えろといったのは誰ですか?マイナンバー保険証を押し付けて健康保険証は廃止しようとしているのは誰ですか?全部日本経団連と財界じゃないですか!財界はそういう号令をかける時に必ず企業献金を出します。セットなんです!こうして皆さんの暮らしを苦しめているのは企業団体献金!だったら全面禁止しか無いではありませんか!」
と声を高らかにした。
「実は私30年前、千葉から国会に上げて頂いた時に政治改革というのは問題になっておりました。リクルート事件。この献金腐敗への国民の怒りが爆発しまして、当時の自民党と“否”自民と言われる勢力はグルになりまして肝心の企業団体献金は温存して問題を小選挙区制にすり替えた。その時に企業団体献金はなくすべきだと訴えたのは日本共産党ただ一党だけでした。私も孤立無援でやったんですが、それから30年ずっと訴え続けて他の野党も禁止を言うようになりましたね。何より国民世論が変わったじゃないですか。ここまで政治を動かしてきたのは共産党ですから。」
と党の役割が世論を変えてきたことを強調し
「企業団体献金はパーティ券も含めて全面禁止。政治を腐らせる政党助成金は廃止。この政治の大掃除をやろうじゃないですか。」と改めて国民に訴えかけた。
〈トリクルダウンからボトムアップへ〉
「第2に日本共産党は暮らしに希望を持てる日本を作る最良の力になります。物価高騰が続いて暮らしが苦しい。7月の政府の調査でも6割の方が生活が苦しいと訴えている。物価高騰に賃金が、年金が追いつきません。働く人の実質賃金は11年間で年33万円も減りました。その一方で大企業と大金持ちのところにはお金が溜まっている。大企業の内部留保はこの十年余りで333兆円からどんどん膨れ上がって539兆円に、200兆円以上増えました。自民党は先ず大企業が儲けて、株価が上がればそのうち庶民にも回ってくると言ってましたよね?これトリクルダウンと言うのですが。しかし待てども待てども回って来ない。もうこの経済政策、失敗は明瞭じゃないですか。だったらトリクルダウンはもうやめて、ボトムアップ!庶民の暮らしを応援して経済を経済景気を立て直す、ここにチェンジをしようではありませんか!」
と経済立て直しを強調した。
「一つは最低賃金の問題です。千葉県でも最低賃金1076円。ちょっと上がったけどまだ生活できません。共産党は最低賃金全国一律1500円以上に引き上げよう!こういう事を提案しております。1500円という数字は共産党が言って来て、自民党はなかなかウンと言わなかったんですが、とうとうここに来て自民党も1500円を言い出した。一歩前に動かしました。しかし問題があります。中小企業の皆さんへの直接支援をやるのかやらないのか。これが争点になっております。共産党が『直接支援をやるべきだ』こう提供いたしましたら石破さんの答えが酷かった…」
と志位氏は石破氏の珍回答にガックリと肩を落とした。
「『日本は全体主義国家ではありませんので企業にお金を入れることはできません。』こう言ったんですね。徳島県は賃上げをやった中小企業に直接支援を行なった。徳島県は全体主義の県なんでしょうか?そんな事はないですよね。大体大企業には賃上げ減税とか言うのをやっています。直接支援ですよ。トヨタ一社で10年間、440億円も減税やっている。大企業には直接支援やって、中小企業には『全体主義』これ、成り立たない話じゃないですか。」
と、自民党の政策を一蹴。
「日本共産党は大企業の膨れ上がった内部留保を時限的に税金をかけてやろう。5年間で10兆円のお金を作ってそれを中小企業の直接支援に充てようじゃないか。最低時給を1500円に引き上げようじゃないか!」
「この事をこの前田村(智子)委員長(59)が石破首相に党首討論で聞きましたら『この提案については赤旗を読んで勉強中だ』と。否定できないんじゃないですか!」
「第3の提案は賃上げと一体化して、働く人の労働時間を短くして自由な時間を作ろう。毎日が残業で、家に帰るとヘトヘトで寝るだけ。こういう方が少なくない。中小企業への支援。或いは介護、教育、建設、運輸。労働条件を良くして人が集まってくるような対策を取る。サービス残業は根絶する。これをパッケージで提供しておりますがいかがでしょうか?」
と労働時間の短縮、7時間労働を掲げ中小企業の支援を約束し、抱合せ政策を打ち出す。
☆参考サイト☆
共産党が伸びれば政治は必ず変わる 千葉 志位議長が訴え
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