自民党は2024年4日4日、党紀委員会を開き、派閥の政治資金事件を受けた議員ら39人の処分を正式に決定、安倍派の幹部のうち塩谷元文部科学相と世耕前参院幹事長を離党勧告処分としました。
党紀委員会で決定した処分では、安倍派のキックバック復活を協議した2022年8月の会議に出席していた座長の塩谷氏と参院側トップの世耕氏を、今回の処分で最も厳しい離党勧告としています。
同会議に出席していた、西村前経産相と下村元文科相は党員資格停止1年、安倍派で直近の事務総長を務めた高木前国対委員長は党員資格停止6カ月としました。
安倍派の幹部5人衆の松野前官房長官と萩生田前政調会長、武田元総務大臣ら二階派の幹部は不記載額が2000万円を超えた他の議員とともに党の役職停止、停止1年となりました。
さらに不記載額が1000万円以上、2000万円未満の議員は党員資格停止6カ月、不記載額が500万円以上、1000万円未満の議員は2番目に軽い戒告処分としました。
〜処分された自民党議員一覧〜
自民党の処分を受けた議員についての情報は、以下の通りです
【離党勧告】 塩谷元文部科学相と世耕前参院幹事長の2人が離党勧告処分を受けました。
【党員資格停止1年】 西村前経産相と下村元文科相の2人が党員資格停止1年の処分を受けました。
【党員資格停止6カ月】 高木前国対委員長が党員資格停止6カ月の処分を受けました。
【党役職停止1年】 松野前官房長官と萩生田前政調会長を含む9人が党役職停止1年の処分を受けました。
武田良太、松野博一、萩生田光一、林幹雄、平沢勝栄、三ツ林裕巳、堀井学、橋本聖子、山谷えり子
【党役職停止6カ月】 7人が党役職停止6カ月の処分を受けました。
衛藤征士郎、小田原潔、菅家一郎、杉田水脈、中根一幸、宗清皇一、簗和生、宮本周司
18人が戒告の処分を受けました。
大塚拓、尾身朝子、柴山昌彦、関芳弘、高鳥修一、西村明宏、細田健一、吉野正芳、和田義明、岡田直樹、加田裕之、末松信介、羽生田俊、堀井巌、丸川珠代、山田宏、中山泰秀
自由民主党:公式サイト
この記事へのコメントはありません。