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川崎ストーカー殺人事件神奈川県警不祥事




記者:杉田勇人

ストーカー被害を訴えていた川崎市川崎区の岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)が元交際相手に殺害された事件について、警察庁と神奈川県警は4日、対応の不備を認め、計43人に対する処分を発表した。

警察庁は和田薫本部長を口頭厳重注意とするなど3人を処分。神奈川県警は川崎臨港署長ら5人を減給・戒告の懲戒処分とし、退職者を含む35人を訓戒などとした。

しかし、果たしてこの処分で本当に責任が果たされたと言えるのか。岡崎さんは生前、切実に助けを求めていた。命の危険を訴え、警察に保護を求める声を上げていたにもかかわらず、その声は十分に受け止められず、最悪の結果を招いたのである。

処分という「形式」で幕を閉じるかのような警察の姿勢に、記者として、また一人の市民として強い憤りを覚える。岡崎さんの無念は計り知れない。若くして奪われた命の重さを前に、私たちは「誰が責任を取るのか」「同じ悲劇を繰り返さないために何を変えるのか」を問い続けなければならない。

遺族の胸に去来するのは、取り返しのつかない喪失感と深い悲しみだろう。岡崎さんが望んだのは、ただ平穏に生きる未来だった。その当たり前の願いを守れなかった社会の一員として、私は心からお悔やみを申し上げたい。そして遺族の皆さまに、記者としてではなく人間として、「この無念を二度と繰り返させないために声を上げ続けます」と伝えたい。

警察が自らの過ちに真摯に向き合い、再発防止を徹底することこそが、岡崎彩咲陽さんへの最低限の償いである。

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