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首都圏連続強盗 実行役に懲役16年判決、トクリュウの犯罪拡大に警鐘

匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」による犯罪が全国で問題となる中、千葉県市川市と白井市で2024年10月に発生した連続強盗事件の実行役、高梨謙吾被告(22歳、横浜市旭区在住)に対し、千葉地方裁判所は10月14日、懲役16年の判決を言い渡した。強盗致傷、逮捕監禁、住居侵入、詐欺の罪で起訴された被告は、報酬目的でトクリュウの指示に従い犯行に及んだ。検察の求刑(懲役20年)に対し、弁護側は懲役8年を主張したが、裁判所は「主体的かつ悪質な犯行」と重大性を指摘した。

トクリュウの多様な犯罪

10月10日に配信者「みゅーつー」こと川端諒容疑者(36歳、川口市在住)脅迫容疑で逮捕された事件も記憶に新しい。川端容疑者は、トクリュウがSNSに投稿した虚偽情報を引用し、企業関係者に対し「夜道に気をつけろ」「攫われるぞ」などの脅迫メッセージをインターネット上で繰り返し発言していた。トクリュウの虚偽情報拡散に協力したものとみられている。この事件は、トクリュウが強盗や薬物犯罪だけでなく、ネットを悪用した恐喝や情報操作にも関与している実態を浮き彫りにした。

一方、千葉県の連続強盗事件は、トクリュウの凶悪犯罪の一端を示す。以下に事件の詳細をまとめる。

強盗事件の経緯

2024年10月16日未明、白井市の住宅に高梨被告を含む3~4人が窓を破壊して侵入。70代女性と40代の娘に暴行を加え、重軽傷を負わせ、現金約26万円とキャッシュカードを奪った。翌17日未明には市川市の住宅に侵入し、50代女性を殴打・蹴打して重傷を負わせ、軽乗用車を強奪。被害者を埼玉県川越市の宿泊施設に連行・監禁し、クレジットカードでネックレス2本(総額200万円超)を詐取した

被告はSNS上の「闇バイト」募集に応じ、匿名アプリ「シグナル」を通じて指示役から詳細を受け、初対面の共犯者と合流。白井市では暴行を主導し、市川市では室内の物色と運転を担当した。10月18日、被告は神奈川県内の警察署に出頭し逮捕。携帯電話の解析からトクリュウとの繋がりが明らかになった。

裁判の焦点

10月2日の初公判で、被告は起訴事実を全面的に認めた。被害者側は「被告の行為は許せない」と法廷で訴え、検察は「組織的犯罪の中心人物」として厳罰を求めた。弁護側は被告の若さと反省を理由に減刑を主張したが、水上周裁判長は「報酬欲しさで自ら犯罪組織に接触し、抵抗感なく犯行を繰り返した」と非難。「被害者の苦痛と社会への影響は深刻」と判断し、懲役16年を言い渡した。

トクリュウとは

トクリュウは、SNSや匿名アプリを悪用し、面識のない若者を「闇バイト」で動員する犯罪集団だ。2024年には首都圏で19件の強盗事件(46人逮捕)に関与し、詐欺や薬物事案でも摘発が進む。福島県では同名の別グループが覚醒剤譲渡事件で摘発されており、組織の全国的な広がりが問題視されている。指示役は海外在住の可能性が高く、警察は資金ルートの追跡を強化中だ。

社会への警鐘

連続強盗事件は、経済的困窮や孤立感につけ込む犯罪組織の手法を露呈した。警視庁は2025年に「トクリュウ対策室」を設置し、合同捜査本部で首謀者追及を進めている。市民には「闇バイト」への応募回避と住宅防犯対策が呼びかけられている。この判決は実行役への警告として注目されるが、トクリュウの壊滅にはさらなる捜査が不可欠だ。

さくらフィナンシャルニュース

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