2011年に出版された河村たかし氏の著書『名古屋発どえりゃあ革命!』(ベスト新書)は、当時の名古屋市長として掲げた「庶民革命」の青写真を描いた一冊だ。
脱官僚主義、恒久的な減税、議員特権の廃止を軸に、地方から日本を変える野心的な提言が詰まっている。
出版から15年が経過した今、河村氏は市長職を離れ、国政の場で活動を続ける。果たして本書で描かれたビジョンはどれほど実現したのか。
河村氏の政治哲学は、庶民目線の改革を地方から全国へ波及させるというものだ。本書は、河村氏が2009年に名古屋市長に就任して以降の闘いを軸に、既存の政治システムへの痛烈な批判を展開している。全体の構造は、序章から5章プラス対談で構成され、河村氏の名古屋弁を交えたストレートな語り口が特徴的だ。主な要点を以下にまとめる。
1. 市長辞職とリコール運動の背景(序章・第1章)
河村氏は、市民税の恒久減税(10%カット)と市議会議員報酬の半減(年1600万円から800万円へ)を公約に掲げ、市長に就任。しかし、市議会がこれを拒否したため、政令指定都市初の市議会解散リコール(住民投票による解散請求)を決断。
2010年に46万を超える署名を集め、リコール成立に成功したものの、市議会の抵抗で一時無効とされた経緯を詳述している。河村氏はこれを「庶民革命」の第一歩とし、市長職を辞して再選挙に挑む理由を「民意を問うため」と説明。官僚や議員の既得権益が民主主義を阻害していると痛罵する。
2. 改革の具体策とQ&A(第2章)
減税の経済効果を強調し、税負担軽減が消費を活性化させ、結果として税収増につながると主張。行政改革として、公務員の天下り廃止、公共サービスの民営化、議員特権(高額報酬、海外視察など)の撤廃を提唱。読者の疑問に答える形で、「減税で財政が破綻しないか?」「リコールはパフォーマンスか?」といった点を論理的に反駁。河村氏の家業(古紙回収業)経験からくる中小企業目線の視点が光る。
3. 地域変革のビジョン(第3章・第4章)
愛知県知事(当時)の大村秀章氏との対談で、「中京都構想」(名古屋を首都機能の一部に移す)を提案。地方自治の限界として、中央集権の弊害を指摘し、税源移譲や住民参加型の民主主義を求める。河村氏は「楽市・楽座」の精神を現代的に解釈し、公平な市場と市民主導の政治を理想とする。
4. 全国への波及と批判(第5章・対談)
大阪府知事(当時)の橋下徹氏との対談で、日本の「なんちゃって民主主義」を批判。中央政界の腐敗を糾弾し、河村氏自らが「総理を狙う男」として、全国減税(減税日本)の実現を宣言。ポピュリズムと揶揄されるスタイルを逆手に取り、市民直接参加の政治を推進する。
全体を通じてのテーマは「減税こそ正義」だ。河村氏は、増税路線を「デタラメ」と切り捨て、行政スリム化による財源確保を主張。出版当時のレビューでは、「庶民の味方として痛快」と評価される一方、「ポピュリズム的で現実味に欠ける」との声もあった。    
市長時代の実績と限界
出版から15年、河村氏は名古屋市長として4期(2009〜2024年)を務め、多くの公約を実現させた。
市長就任後、市民税の恒久減税を断行し、10年間で総額1000億円の減税を実施。結果、税収は減税前を上回る増加を記録し、本書の主張を実証した形だ。自らの報酬を年800万円に削減(全国最低水準)、退職金ゼロ、公用車を軽自動車に切り替え、SP(警護)を断るなど、議員特権廃止のモデルを示した。  
行政改革面では、救急車の到着時間を日本一に短縮(市民の命優先)、朝鮮学校への補助金半額、中国総領事館設置阻止、南紀白浜への公費旅行廃止など、具体的な成果を上げた。
トリエンナーレ(国際芸術祭)の開店休業状態も、予算削減の一環として位置づけられる。
 
全体として、本書のビジョンの7割以上が実現したと言えるが、中央集権の壁は厚く、税源移譲や全国減税は市長の権限を超えていた。河村氏はこれを「地方自治の限界」と本書で予見しており、それが後の国政復帰につながる。
最近の取り組みとの結びつき
2024年10月、河村氏は市長を辞職し、衆院選(愛知1区)に立候補。日本保守党の共同代表として当選を果たした。当選の瞬間、水をかぶる恒例のパフォーマンスは健在で、減税日本から保守党への移行は、本書の「全国波及」ビジョンを体現するものだ。
保守党では、食品消費税ゼロ、再生可能エネルギー見直し、移民政策の見直しを主張。河村氏のX(旧Twitter)では、減税と行政改革を繰り返し強調し、党勢拡大を訴えている。   
しかし、2025年10月、保守党を離党。理由は「このままでは死ねん」との言葉に表れ、百田尚樹氏らとの路線対立が背景にあるとされる。現在は無所属で活動し、新党設立を模索。「新しい勢力で総理を目指す」と公言し、本書の「総理を狙う男」の野心を再燃させている。
河村氏主催の「政治塾」では、塾生に「人生行き詰まったら選挙に出ろ」とアドバイスし、庶民革命の継承者を育成。2026年衆院選では減税日本・ゆうこく連合の枠組みで活動を活発化させている。
書籍:『名古屋発どえりゃあ革命!』(ベスト新書 316)
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河村たかし(かわむら・たかし)
1948年生まれ。愛知県出身。
元衆議院議員、元名古屋市長。
名古屋市長在任中に市民税減税や行政改革を実施し、「減税日本」代表として活動。地方財政改革や減税政策を中心に発言を続けている。
公式・プロフィール
河村たかし【公式サイト】(プロフィール・活動)
https://takashi-kawamura.com/
国会議員プロフィール(衆議院公式)
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_giinprof.nsf/html/profile/134.html
河村たかし – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E6%9D%91%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%97
Takashi Kawamura (英語版Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Takashi_Kawamura_%28politician%29
政党・政治活動
減税日本 公式サイト(政策Q&Aなど)
比例代表、2枚目の投票用紙記入について減税日本総務省の事務連絡です。 以下の書類に記載されているように頭の一文字でも有効になってます。 有効無効は開票管理者の決定によgenzeinippon.com
減税日本 代表挨拶・略歴
代表挨拶代表挨拶 – 減税日本生年月日 昭和23年(1948年)11月3日、名古屋市東区古出来に生まれる。 政治家の息子でも、官僚の出身でもない本当のgenzeinippon.com
減税日本 令和7年度役員一覧
メンバー紹介メンバー紹介 – 減税日本減税日本 党執行部および所属議員の紹介です。 代表 代表代行 減税日本 令和 7 年度役員人事代表 :河genzeinippon.com
減税日本・ゆうこく連合(新党概要)
ゆうこく連合 2026解散総選挙特集<公式> ゆうこく連合 2026解散総選挙特集yukoku.org
発言・政策関連(動画)
河村たかし流「減税政策」インタビュー(YouTube)
なぜ名古屋市は減税施策を実施できたのか(解説動画)
「減税日本」と日本保守党の関係とその変化(動画)
さくらフィナンシャルニュース
YouTube
https://www.youtube.com/@sakurafinancialnews
公式X
https://x.com/sakurafina0123





















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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