前知事・杉本達治氏(63)のセクハラ問題による辞職に伴う福井県知事選は2026年1月25日投開票が行われ、無所属で前越前市長の山田賢一氏(67)=自民支持=ら新人2人を破り、 無所属新人で参政党の支援を受けた石田嵩人(いしだ・たかと)氏(35)が初当選を果たした。
投票率は46.29%(前回51.08%)で過去最低。
(当選)石田嵩人(35)新人・無所属 134,620票
山田賢一(67)新人・無所属 130,290票
かねもと幸枝(67)新人・日本共産党役員15,735票
現職知事として全国最年少の記録を更新した。
杉本県政への批判票の受け皿となり、政権交代を印象づける結果となった。
今回の知事選は、杉本氏が県職員へのセクハラ行為を認め辞職したことを受けて実施された選挙。
県政への不信感が広がる中、「クリーンな県政」「県民目線の政治」を前面に掲げた石田氏が支持を拡大した。
石田氏は無所属で立候補したものの、選挙戦後半に参政党の協力バックアップで接戦を駆け抜ける!参政党が福井県にどう影響を及ぼしたのか
選挙が接戦となっていた中で、参政党が石田氏のSNSでの外国人労働者受け入れ制限などの主張を見て、選挙戦後半に応援するとアプローチ。
これにより無党派層や参政党支持層の一部が石田氏に流れ、約4000票差で石田氏が逆転勝利。複数の出口調査や報道では、参政党の支援表明後に無党派層の一部が石田氏に流れた可能性が指摘されている。
同日は県議補欠選挙も行われており結果は弁護士の後藤正邦氏(51、無所属新人)が初当選(得票数約2万3521票)。候補には参政党公認の小林航一朗氏(30)も立候補していましたが、こちらは落選した(得票数約2万2318票で2位)。しかしこれも接戦に等しい。
参政党側はこれを「地方での実績」と捉えているが、選挙全体の構図は保守分裂+無党派の反発が主因だろうと見られている。
街頭演説やSNSを中心に若年層や無党派層への浸透を図り、既存政治への不満を追い風にした形だ。
参政党にとっては、地方首長選で事実上の“勝利”となり、今後の地方戦略に弾みをつける結果となった。
一方、杉本氏は今回の選挙に立候補せず、政界復帰についても否定的な姿勢を示している。
県政関係者からは「セクハラ問題が選挙の最大争点となり、杉本県政の継続は事実上不可能だった」との声が上がっている。
実際、杉本氏が送信したとされる約1,000通のセクハラメールはすべて公開され、その多くが卑猥な内容を示唆するものだった。
『レオタードを着て、おっきく足を上げてボンボンを持って元気に踊り回ることだと思うよ』
『ボクの前で裸になることを想像すればいいんだよ!ダイエットを否が応でも頑張れるからね』
『〇〇ちゃんはエッチなことは好き?』
『ボクとは濃厚接触でね😉✨️一心同体だよ💕』
『ビンビンのボクのとこもよろしくね⤴⤴⤴』
『この写真と〇〇ちゃんを比べるとマジで〇〇ちゃんのほうがキレイでセクシーなお尻なの😍✨️感激しました』
また、『〇〇ちゃんは真面目だね』『こんなにストレートに隠さずに誘ってるのに品よく表現をしてくれてありがとう♥』
『体の関係なんて言わないから二人きりでさしつされつつで楽しもうね』
等といった一方通行の大変迷惑極まりないメールに、失礼のないように返していた女性職員の苦悩が思い図られる。
週刊誌記者からも
「想像していたものよりはるかに悪質だった」
と感想が漏れるほど。さらに、女性職員に対する飲み会への執拗な誘いや、職場でのボディタッチが頻繁に行われていた疑いも明らかになり、問題は一層深刻化した。
1月16日の文春オンラインでは、杉本氏が統一教会(現在の世界平和統一家庭連合)側から支援を受けていたことを統一教会元信者が告白している。
【全文掲載】杉本達治前知事のセクハラを認定◇福井県 調査報告書
PDFの終わりのページにセクハラメールの内容が記載。
https://www.jiji.com/sp/v8?id=202601fukui#goog_rewarded
当選後、石田氏は「不信を招いた県政を立て直し、開かれた福井県政を実現する」と述べ、県政の透明化と職員が安心して働ける環境づくりを最優先課題に挙げた。
セクハラ問題で揺れた福井県は、参政党支援の若手知事という新体制のもと、県政の大きな転換点を迎えることになる。
石田 嵩人氏(いしだ・たかと)プロフィール
関西外語大学2012年卒。子供の頃海外で生活した経験を持つ。
2015年外務省入省。
政策研究大学院大学(GRIPS)修了。
在メルボルン日本国総領事館副領事などをつとめたのち、2025年12月退職。
福井県知事選挙に臨んだ。
参政党の支援を受けた35歳の若手知事として、全国最年少記録を更新した。
福井県の副知事鷲頭 美央氏(43)も国の官僚出身。もう1人の副知事中村保博氏(68)も福井県庁内キャリア中心。前任の桜井宏氏(67)も国の官僚出身で、原子力・エネルギー政策を担ってきた人物だ。
福井は特に財務省・国交省・総務省あたりからの出向が多く、原発・エネルギー政策が絡むので経産省系のルートがわりと定番だという。
杉本前知事のセクハラ問題で失われた県政への信頼を回復する「不信の受け皿」としてのスタートは官僚の論理が前に出るのか、それとも既存政治への反発という期待に応えるのか注目される。
全体として、福井県にとっては「悪い意味での大事件→劇的な世代交代」という、印象深い選挙となった。参政党にとっては地方進出の足がかりになるか?自民にとっては衆院選前に嫌な前例ができた。
県民の不信感がここまで爆発した割には投票率が伸びなかったことが悔やまれる。
福井県知事に35歳新人 全国最年少 元外務省職員の石田嵩人氏「問題を必ず解決する」
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000481270.html
福井知事選、元外務省職員の石田嵩人氏が初当選…現職知事で全国最年少
https://www.yomiuri.co.jp/election/20260125-GYT1T00206/#google_vignette
<福井県>福井県知事選挙
福井県選挙一覧
https://go2senkyo.com/local/senkyo/26924?sort=o
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