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SNS投稿の岡口判事を罷免、表現行為で初 弾劾裁判所

仙台高裁の岡口基一判事(56歳、職務停止中)が、SNSでの投稿で殺人事件の
遺族を傷つけたとして訴追され、彼の辞職を決める弾劾裁判が行われ

2023年4月3日(水)岡口判事を罷免、表現行為で初

岡口判事は「私の表現行為は不適当なものもあり、深くおわび申し上げたい」と述べていた。
その後、弁護団が裁判官を辞めさせる「罷免(ひめん)」にあたらないと主張した。

この裁判は、国会議員14人が裁判官を務め、公開で行われ、関わった議員の3分の2以上の賛成があれば
岡口判事は職を失うだけでなく、法曹資格も剥奪される
判決はその場で確定し、退職金も出ない。

岡口判事は2017年、東京高裁がウェブサイトに誤って載せた殺人事件の判決文を引用し
自身のツイッターに「首を絞められて苦しむ女性に性的興奮を覚える性癖を持った男」
「そんな男に無残にも殺されてしまった17歳の女性」と投稿。

これに抗議した遺族について19年、フェイスブックで「高裁に洗脳」されていると書いた。

これにより、最高裁から2度戒告処分を受け、遺族の請求により訴追委員会が
23年弾劾裁判を決定。これまでに9件の弾劾裁判があり、7人が罷免されたが
SNSの投稿が審理対象となるのは今回が初めてだった。

※ 参照記事
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE274A00X20C24A3000000/?n_cid=BMSR2P001_202404031620

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