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最高裁決定で「懲役18年」確定 神戸・無差別殺人事件、当時17歳の元少年に 遺族「真実の告白なく、量刑軽すぎる」

兵庫県神戸市で2010年に起きた高校生殺害事件で、最高裁判所第二小法廷(岡村和美裁判長、昭和56年司法修習生、早稲田大学法学部卒業後弁護士登録、ハーバード・ロー・スクール修了、元消費者庁長官)は10月14日付の決定により、元少年の男に対する上告を棄却。
一、二審の懲役18年判決が確定した。
当時17歳だった加害者は、面識のない同級生を路上で無残に刺殺した罪に問われていた。
事件から15年が経過した今、被害者遺族からは「犯人の心の内が明かされないままの判決は、納得しがたい」との厳しい声が上がっている。

事件は2010年8月、神戸市内の静かな住宅街で発生した。
加害者の元少年は、通学途中の堤将太さん(当時17歳)を突然襲い、折りたたみ式のナイフを手に胸や腹部を執拗に刺した。
堤さんはその場で心肺停止状態となり、搬送先の病院で死亡が確認された。
犯行は明確な動機が見当たらず、通りすがりの高校生を狙った無差別的な残虐さが、世論を震撼させた。

当時、神戸連続児童殺傷事件の記憶が残る地域で、再び少年による凶悪犯罪が注目を集めた。
捜査当局によると、加害者は逮捕直後から事件の詳細を曖昧に語り、精神的な異常を理由に責任能力の欠如を主張。
弁護団も「犯行時に幻聴や妄想に苛まれていた」との精神鑑定を求め、裁判で争点とした。
しかし、地元裁判所の専門医はこれを「意図的な偽装症状」と断定。
1審の神戸地方裁判所(2018年判決)では、完全な責任能力を認め、懲役18年を言い渡した。
大阪高等裁判所もこれを支持し、最高裁への上告審に持ち込まれていた。
今日の最高裁判決により、男は服役を余儀なくされることになる。
少年法の適用が切れた成人として、刑務所での更生プログラムが予定されているが、詳細は非公表だ。

一方、堤さんの父親は取材に対し、「息子の命を奪った相手が、最後まで本当の思いを吐露せず、謝罪の言葉すら交わさない。このような状況で18年の刑が確定するとは、到底受け入れがたい。もっと厳正な罰が必要だった」と憤りを隠さなかった。 遺族の悲しみは、判決後も癒える気配を見せていない。

この事件は、少年犯罪の厳罰化と精神鑑定の信頼性について、改めて議論を呼ぶものとなった。
法曹界では「無差別殺人の抑止には、早期の真相解明と被害者支援の強化が不可欠」との指摘も。

神戸地元では、事件現場近くの住民が「今もあの日の恐怖がよみがえる」と語る声が聞かれ、街全体に残る傷跡の深さを物語っている。

さくらフィナンシャルニュース

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