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東京地裁、『ヴァンガードプリンセス』著作権侵害訴訟で次回を判決期日に指定

被告不出廷の可能性高く、海外在住の被告に送達完了も答弁書なし

2026年3月12日、東京地方裁判所(308号法廷)で、フリーゲームPCソフト『ヴァンガードプリンセス』をめぐる著作権侵害訴訟(事件番号:令和7年(ワ)70187)の第2回口頭弁論が開かれた。裁判長の杉浦正樹裁判官(第48期)をはじめ、島村陽子裁判官(第62期)、松尾恵梨佳裁判官(第69期)が審理を担当した。

原告は株式会社Show Me Holding。被告は海外(サンフランシスコ在住とされる外国人個人)で、原告側が提出した住所を基にサンフランシスコの領事館経由で訴状が送達され、送達完了が確認された。

前回(2026年2月12日)の第一回口頭弁論では被告への訴状未達が問題となったが、今回は送達が完了したにもかかわらず、被告側からの書面提出(答弁書など)は一切なかった。

原告側はこれまでに訴状、事務連絡への回答、各種陳述を全て提出済み。法廷では、原告提出の甲第1号証から第6号証(写し)の取り調べが行われ、裁判官がこれを認めた。

原告の主張の中心は、被告による『ヴァンガードプリンセス』関連の著作権(コピーライト)侵害行為。具体的には、ゲーム宣伝動画などの著作物に関する権利侵害が争点となっている。

被告が海外在住であるため出廷するかは不明だが、裁判所は次回期日を2026年4月23日午後1時10分と指定し、「判決言い渡し」とする方針を示した。原告側から「判決期日に来廷する必要があるか」との質問に対し、裁判長は「来ても良いし、来なくても結果は書面で送付する」と答えた。

この訴訟は、2009年に個人開発者(スゲノトモアキ氏)によりフリーゲームとして公開された『ヴァンガードプリンセス』を巡る権利関係の複雑さが背景にある。

近年、同作をめぐっては日本国内でのアーケード版開発(exA-Arcadia / 販売代理:Show Me Holdings)および海外企業(eigoMANGA)による権利主張が相次ぎ、文化庁の「著作権者不明等の場合における著作物の利用に関する裁定制度」などが議論を呼んでいるが、本件訴訟はそれとは別に、特定の被告による侵害行為を直接争うものとなっている。

前回記事:https://note.com/sakurafina/n/ne602c9c342c9

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