JR横浜駅で起きた通勤客の男性に対する痴漢冤罪事件が、JR東日本の対応の不備を浮き彫りにしている。朝のラッシュアワー中に女性客から故意の肘打ちを受けた男性は、降車時のごく自然な流れでの靴同士のかすかな接触をめぐって痴漢呼ばわりされ、駅員による腕の強引な拘束という暴行被害に遭った。冤罪が明らかになった後も謝罪はなく、男性は女性とJR双方に対して法的措置を準備中だ。
事件の経緯:電車内での故意の肘打ちから冤罪へ発展
事件は同日午前9時頃、JR横浜駅の電車内で発生した。被害者の男性は、通勤途中の混雑した車内で前方右側に立つ女性客から明らかに意図的な肘打ちを受けたという。「ムカッとしたが、通勤中だったので我慢した」と男性は振り返る。女性はドア付近に立っており、肘打ちは無意識のぶつかりではなく、狙ったような鋭い一撃だったと男性は主張している。
数駅後の乗り換えで降車する際、男性は降車する人の流れに沿って自然に前進した。
「僕の降車速度が速かったので、靴がかすった可能性はあるが、蹴るどころか、足をぶつける意識すらなかった。故意ではないし、靴同士の軽い接触を『蹴られた』と表現するのは完全に事実無根」と男性は断言。男性の動きは周囲の乗客と同じく、ただ降りるための自然な歩行だった。
ここで事態は急変。女性が男性の前に立ちはだかり、行先を妨げるように睨みつけてきたため、男性は「肘打ちしてきただろ、いてぇな。さっきから何なんだよ」と言うと、女性は突然「痴漢です!」と叫び、男性の腕を掴みついた。近くにいた長髪の男子大学生が「この人痴漢ですか?」と女性に確認する声が上がり、周囲の視線が男性に集中。女性を左に、男性を右に挟む形で改札口へ向かうと、JR駅員数人が駆けつけ、男性を取り囲んだ。
「捕まえろ」との声とともに、数人の駅員から腕を引っ張られ、警察の到着を待つ事態に発展した。男性はここで証拠保全のためにスマートフォンの動画撮影を開始。その後、友人に電話で状況を報告した。
警察の対応と冤罪の判明
到着した警察官は、手帳の提示をせずに、「撮影するな」と制止。
手帳の提示を求めるも、冤罪が発覚する瞬間まで、提示することはなかった。
男性は勤務する会社の社長からの指示に従い、名前と住所を告げ、後日出頭することを伝えた。警察の事情聴取後、女性の証言から痴漢行為がなかったことが明らかになると、警察官らは男性に謝罪もせずに立ち去った。
暴行を加えた疑いのある駅員は、複数名にのぼるが、動画に映っていたのは、JR横浜駅の「横浜統括センター」に所属する吉井氏。サービス介助士の資格を有し、名刺を携行していたが、男性を一方的に痴漢扱い。
冤罪が晴れた後も、男性が「暴行罪ですよね?痴漢も冤罪だった」と指摘して謝罪を求めると、「やれるものならやってみろ」というような、挑発的な態度を取ったという。
男性は診断書をとり、警察署に出向き、被害届を提出する予定だ。
男性は「動画は残っている。徹底的に戦う」と語る。
男性は取材に対し、こう語った。「本当に悔しいです。あの肘打ちは明らかに狙ってやられた。こっちは意味不明に肘鉄されたのに、『蹴られた』とか言われるなんてありえない。あと、大学生が『こいつが痴漢ですね?』と言い、掴みついてきた。あの瞬間、周囲の視線が刺さるように感じましたね。あいつ等は絶対に許さない。JRの登記簿を調べて、社長に直接抗議に行きたい位です。吉井氏の態度が一番問題ですね。改まらないようでしたら、徹底的に追及することを考えています。警察官も、警察官ですよ。手帳を見せない、名前を名乗らなかったりする話はよく聞きますが、本当でした」と、怒りをあらわにした。
男性は事件の全容を動画で記録しており、弁護士と連携して法的措置を進めているようだ。
この事件は、男性のような被害者が「声を上げにくい」風潮が、さらなる冤罪を生む恐れがある。専門家は「即時謝罪と再発防止策が不可欠」と指摘している。
さくらフィナンシャルニュース
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警察官とは信じられない横暴ですね
ぜひ徹底的に戦ってほしいです
痴漢冤罪って主犯の女性はもちろんだけど、長髪の男子大学生みたいな、一方の主張を無根拠に信じて行動する人も犯人の1人。こういう人も訴えられるようにしたほうが良い。
草津事件を何度繰り返せば気が済むのか