広島県在住、創価学会員である七ツ星氏は彼のXのアカウントネームだ。
バニーガールのフィギュアのアイコンの七ツ星氏は、かれこれ10年以上、聖教新聞を引用、創価学会に対して辛口論表を書いていた。このたびその論評が著作権侵害として、創価学会に訴えられたのだ。
七ツ星氏の元に、携帯電話を契約するKDDIから「発信者情報の開示等に係る意見照会書」が届いたのは2020年4月のことだ。
原告は、創価学会。
そして創価学会と争って来た七ツ星氏が2024年8月8日、中目黒ビジネスコートにてついに結審を迎えた。
前回、第6回目の口頭弁論のあらましから伝えると
七つ星氏が聖教新聞を引用、転載してネットに上げた事に対する、創価学会側の経済的な具体的損失を明らかにせよという
裁判所の要請があったのに対し、創価学会側がいかに答えるかというのが肝だった。
結局、創価学会は何一つ、経済的、具体的な損害を上げることは出来なかったが、代わりに□報道が萎縮する
□著作人格権の侵害のような、全く裁判所の本旨に沿わない回答をしてきた。論点ずらし、とも言える。
一旦、原告、被告ともに言いたいことは全て言いきったので、これで結審になるわけだが実はその前にして創価学会がおかしな事を
言ってきた。
聖教新聞の著作権侵害とは言うが、創価学会に親和的なものは放置プレーで、何故か創価学会に否定的な物はやれ訴訟だと言ってくる。
著作権侵害を言うのであれば創価学会に親和的なものも、批判的なものも、平等に法的開示をして著作権侵害という法的処置を取らなければ行けないのに何故か、否定的な物を狙い撃ちしたかのように上げているではないか、と七ツ星氏サイドは反論した。
創価学会はこれに対して合意書4件を提出。 別の人物との弁護士介入による示談合意書で、全てが創価学会員だという。
つまり創価学会は権利交渉は他でも進めているという例として合意書を提出してきたのである。
(あくまで権利交渉は進めている、と言うだけ。親和的、批判的は関係なく交渉を進めている、とは言っていなかったそうである。)
そして合意書というもの、これが黒塗りであってどういった内容で合意したのか金額を幾ら払ったのか全くわからない。
頁も何枚かある一部分だけを持って来た。これでは証拠にならないから、合意書の全ての頁を出してくれと要求したところ創価学会は「これらを無制限に開示することは新たなプライバシーの侵害をすることになる。」と合意書の全面的開示を断って来た。
開示する権利は創価学会側にあるにも関わらずだ。
七ツ星氏は創価学会批判をして10年以上、様々なネットワークが出来てきたという。その合意書の別紙1、2に関しては、相手は
たまたま七ツ星氏と顔見知りだった。
その方々にお願いして原文を取り寄せた。
すると、その中身は創価学会に対してやはり批判的な内容だったのである。
創価学会は自ら墓穴を掘ってしまったようだ。
これだけではまだ弱いので、更に色々と証拠を探してみた。
そして創価学会側弁護士と、批判的な内容で呼び出された方のやり取りの音声があることがわかった。文字起こしをして、証拠として提出した。
この合意書なるものを含めて創価学会が(著作権侵害として)呼び出した方々はほぼ99.9%が創価学会に対して否定的なあるいは批判的なことを書いた人々であった。
創価学会が六法を利用して、実際に会員である人に対して言論弾圧を行っているという証拠にもなる。
《創価学会が学会員に大変精神的なプレッシャーを与えて来た》
合意書を書くくらいだから創価学会に対して、深い信念を持って批判をしたりしてるんだろう。そんな方ばかりだろうと思っていた
七ツ星氏は大変勘違いをしていたという。
実は合意書を書いた人が第三者を通じてわかったので、合意書の提供をお願いしてみたところ
「いや、勘弁して下さい」
批判的な事を書いたら弁護士に呼び出されて、気が滅入ってしまい、あまりに大きな精神的苦痛を受けた。大金を払わされて
学会側からそれらを表沙汰にすることはやめてくれとのこと。
創価学会は宗教団体。人を救う、精神的な安らぎを与えるというのが一つの使命であるのではなかろうか。
それなのに信者が一年以上経っても未だ精神的に落ち込んでいる。
そんな人々を生んでいいんですか?と疑問を投げかける。
前から信者の間で噂になっていたことは本当だったようだ。
ソーシャルメディアで少しでも信者が創価学会に批判的な事を書くと、彼らは信者の情報を全て把握しているので、その信者に呼出をかけて学会の会館や創価学会弁護士事務所など弁護士とともに膝を詰め、権利交渉というパワハラ。示談金を支払わせられるという。
出向かなければ、七ツ星氏の今回のように訴訟。
このご時世に、人を追い詰める、その方の健康状態の悪化やあるいは自死を考えたりしたら!…そういう事を、宗教団体がやっていいんですかとあえて問いかけをしたい。本当に恐ろしい団体になってしまったと我ながら思うと七ツ星氏は言う。
創価学会は裁判制度を利用して信者に言論弾圧をしているという事である。
今回の七ツ星氏自身、裁判費用は全て自分持ち。決して安い金額ではない。そういった負担をしてでも、創価学会という宗教の権力を傘に着て、法律で以て治めようとする、本来の法律ではあるまじきことを行っていることを断じて許せない。
カリフォルニア州ではスラップ訴訟があまりにも多すぎるので対スラップ訴訟法というのが出来た。これは日本にも必要であると感じる。
どの政党になるかわからないが法律を作ってもらうよう政党の出現を、今被害に遭っている七ツ星氏は渇望する。
「いみじくも創価学会は政権与党を形成している党の【支援団体】ということである意味【天下を取った】と。
【驕る平家は久しからず】このままでいいはずはないし、天国が続くわけでは無いということはあえて言い残しておきたい。」
残念なことにこういった卑劣な事が行われていることを殆どの人が知らない。創価学会員でもおそらく知らないだろう。
いつ何時、自分がそういう目に会うか知れない事を知ってもらいたい。特に創価学会員。あなた方がやっていることは、卑劣な
宗教団体を助長していることに繋がっている。
あなた方が聖教新聞を多部数とる
あなた方が財務をする
あなた方が一生懸命応援して公明党の票を取る
あなた方が創価学会の権力を安定化させた、その権力がいつあなた方に降り掛かってくるか創価学会の方こそ知るべきだ!
と七ツ星氏は思う。
たまたま七ツ星氏は訴訟されたのだが。次は全く違う場合(裁判ではない場合)で出てくる可能性も当然あるのだから。
〜佃 克彦弁護士 七ツ星氏の弁護人 結審を終えて〜
「創価学会は、聖教新聞を引用している人に対して注意喚起をして示談をまとめているとしている証拠を出してきたが、名前や内容は炭入りされているし内容すら明らかになっていない状態。
創価学会は権力行使しているけれど自分達に害のある言論を著作権侵害だと言っていて、それ以外の親和的なものに関しては何もしていない。
あなた達が名前を消したりしているものが、穏やかな内容のものなのか見せてほしいと言ったのだが、応答は、『一切出しません。プライバシーの侵害。証拠として提出しただけ。』中身がわからないなんて証拠にならない。
それはおかしいだろうと反論の書面を出したのが今日(2024年8月8日)のやり取り。
中身を出せないということは創価学会が批判的なものだけ(示談交渉)やっているだけでしょう?プライバシーの侵害というのなら名前の部分だけ消して出せばいいだけなのにそれすらしないで何も出さないのなら恐らく出せないのでしょう。
学会に厳しい言論に対してだけ狙い撃ちしてやってる。
感想として、学会側の権利行使が自分たちの批判を抑えるためであるという証拠を裁判所に出せたということ。
やるべきことは全てやりきった。
後は裁判所が本件損害賠償請求の違法性の問題に位置づけてくれるかというのが一番大きなヤマであります。
今までなかなか考慮されてこなかったんじゃないかなと危機感を持っている。 このような実態自体は裁判所に伝わっているとは思うが後は判決を待つばかりですね」
佃 克彦先生といえば東京電力OL殺人事件のゴビンダさんを担当、冤罪事件とした弁護士3人の中の1人だ。当時、捜査一課の刑事たちは神山啓史、神田安積、佃 克彦の三弁護士を「カンカンツク」と呼んで忌み嫌っていた。そんな泣く刑事も黙る佃先生が、七ツ星氏を弁護する。
Qこのまま創価学会が黒塗りの示談合意書にプライバシー侵害を盾にしで
逃げ切って勝つ場合はあるのか?
佃先生
「はい。そうですね…プライバシー侵害と言うよりか、(引用先の聖教新聞)もともと誰に対して著作権の行使をするかは権利者の自由だと。そこにどんな不順な動機があろうと。七ツ星さんが複写をしていることは間違いないんだ著作権侵害なんだと言われてしまえばそれまでよ、という…
ただ、こちら側としては『それはおかしい』とずーっと言ってきたので。」
Q実際に七ツ星さんが払う金額はどれくらいになると思われるか
佃先生
「わたしは勝つと思っています!」
Q「権限の濫用」で勝つということにはならないか?
佃先生
「勝つんだったら、そういうロジックなんだろうなと思う。」
また、七ツ星さんの論評を読んでいる方の意見も上がった。
「私は七ツ星の意見が創価学会に批判的とは思えないんですよ。一つの意見としてありだなと思っていて。創価学会側が真摯に
受け止めてくれと。客観的に創価学会を毀損していると思っている。」
七つ星氏の論評のファンも創価学会内外におり、そうした方々の応援もある。
一概に批判的だからと言って、言論弾圧を受けることは賛同した人達の意見を法の暴力によって握りつぶす事になるのだ。残念ながらそれが学会の性質であり、現状だ。
判決は9月26日 309号室 13時15分。
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